ブレイザー(冒険ロックバット)
てつのぷりんす
ブレイザーとは「冒険ロックバット」劇中に登場したロボットである。
別名「鉄のプリンス」。
主人公ロボット・ロックバットの弟ロボット。ロックバットのコメディ系デザインに対し、ブレイザーはそれとは異なる、シリアスな作品に登場してもおかしくないデザインである。
製作者は、ロックバット同様にズク博士。あまり強くない兄のロックバットを助ける事が、主な役割。
兄が100馬力なのに対し、五万馬力のパワーを持ち、その戦闘能力や性能も、兄を遥かに上回る。しかし、ロックバットと異なり喋る事は出来ず、さらには「雷に弱い」という弱点も持つ。
頭部が肩部分と一体化しており、分離して「ヘッドガークル」という追跡捜査マシンとして独立走行が可能。ヘッドガークルが分離した状態では、さらにメカニカルな素顔が露出する。
両腕はマニピュレーターで、さらに肘部分から「ジェットガシャーン」として発射する。
また、両肩部にはそれぞれビームとミサイルが内蔵されており、ヘッドガークルに分離した際にはそれらを用いて、独自に攻撃する事も可能。
放送当時、ロックバットの絵本やコミカライズなどにも当然登場していた。
「ひかりの国テレビ絵本」においては、TV同様にロックバットのピンチにブレイザーが駆けつけ、敵を倒し解決という展開が描かれた。
他に「たのしい幼稚園」に掲載された「冒険ロックバット」のコミカライズにおいては、ブレイザーもどうぶつ村の住民らしく、漫画チックに両目が書き加えられ、表情豊かに。更にはロックバットを目立たせるためか、やや頼りなさげなキャラ付けがされていた。
75年に、ブルマァク・Z合金ジンクロンから合金玩具が発売された。
ヘッドガークルの分離ギミックの他、両腕のジェットガシャーンの発射・胸部からミサイル発射のギミックを内蔵。手足にも関節が内蔵されている。
また、分離したヘッドガークルの上に、ブレイザー本体が胸部のジョイントパーツで、別形態に合体する事が可能。