ブレイズ(Minecraft)
ぶれいず
Minecraftに登場する敵対mob。
灼熱の炎に包まれたモンスターで、頭だけの姿で宙を浮き、周囲にフライドポテトのような物体を随伴させている。
ネザー要塞内でのみ出現し、スポーンブロックも存在するが、通常のmobよりも周囲をより明るくしないと湧き潰しができないため、他のmobよりも湧き潰しが難しくなっている。
移動は歩きではなく、空中を浮遊するため落下ダメージを受けず、剣による接近戦はほとんどまともにできないため、弓で戦うのが主となりやすい。弓ならブレイズの攻撃範囲外から一方的に倒せる利点もある。
ただし、後述するドロップアイテムを手早く多く集めるといった目的でスポーンブロック付近で戦う場合は一定時間ごとに複数湧く可能性が高いため、逆に剣での接近戦で一気に片付ける方が良くなる。
攻撃は炎を纏った後、火球を3連射してくる。この火球に着弾したブロックの上には炎が一定時間燃えるようになる。
火球の攻撃力自体はそこまで高くなく、炎は手動消火も可能だが、プレイヤーのいる位置へ狙ってくるせいで直撃を受けやすく、更に3連射するために直撃するとダメージはほぼ確実に重なる。
直撃を受けると炎で燃えてしまい、炎上によるスリップダメージが一定時間続く。地面に着弾して出来た炎にも同じ効果があり、炎上の継続時間がそれなりに長いために更に大きなダメージを受けやすいため、ネザーのmobの中ではかなりの強敵にあたる。
ダメージ判定を受けないこともあるが接触によるダメージもあり、こちらは火球よりも被ダメージが大きいため、近づきすぎてもあまり良くない。
また、統合版ではアップデートでこちらに接近してゾンビのように近接攻撃をしてくる行動パターンも追加された。ブレイズが一度プレイヤーを見つけると、物陰に隠れても接近してくるため、素早い殲滅力が問われやすくなっている。
火炎耐性エンチャントの付いた防具を身に付けていると、直撃したときの被ダメージと炎上の時間を大きく減少できるようになる。また、ガストの火球と比較すると爆発性能を持たないという違いもあるので、盾を構えているとダメージを完全に防ぐことも出来る。
ただし、ブレイズの火球はガストの火球と違って攻撃で跳ね返すことが出来ず、火玉は多少周囲にズレることも多いためにプレイヤーの目の前の地面に着弾することもあり、必ずしも盾が万能というワケではない点には注意しておきたい。
ネザー要塞に初めて突入する時点など、醸造が出来ない環境下では入手手段がかなり限られているものの、耐火のポーションを飲むと、効果が切れるまで火球のダメージと炎上ダメージを受けなくなるため、かなり楽に戦うことができる。しかし、これでも完封できるというワケではなく、近づきすぎると上記の接触ダメージや近接攻撃のダメージを受けてしまう可能性はあるので注意。
統合版では上記の通り好戦的な個体も出現するようになったため、剣での応戦も十分選択の範囲に入るようになった。ただし、盾で近接攻撃を防いでもブレイズはほとんど弾かれないため、攻撃の隙を突かれて近接攻撃のダメージを受ける可能性も高く、出来る限り近づかれる前に仕留めないと戦いづらい相手になっている。
同じくネザー要塞で出現するウィザースケルトンを狙うプレイヤーも多いが、ウィザースケルトンを出現させたい場合は必然的にブレイズも出現するため、同時に相手しようとすると、接近戦が得意で火炎耐性を持つ(=ブレイズの遠距離攻撃でダメージを受けない)ウィザースケルトンと遠距離攻撃の得意なブレイズによる連携で大ダメージを受けかねないので注意。たまにウィザースケルトンの代わりに現れるオーバーワールドのスケルトンなら遠距離攻撃で同士討ちを起こしてくれる可能性は高いが…。
なお、炎ゆえに水が弱点なのか、地上に連れてくれば雨や雪でもダメージを受けたりする。
雪玉でもダメージを与えられるため、雪玉を投げて戦うという手もある。
ちなみに、雪玉でダメージを与えられる数少ないmobの一体である(もう一体はエンダードラゴン)。
ドロップアイテムは基本的に『ブレイズロッド』のみだが、"Legacy Console Edition"のバージョンのみ『グロウストーンダスト』も落とすことがある。
ブレイズロッドはこのブレイズからのみ入手可能な専用素材であり、醸造台のクラフト素材となったりブレイズパウダーに加工して醸造の素材に用いたりと、ポーションを作る場合は必須のアイテムとなる。炎で出来ているからか、かまどの燃料にすることも可能である。
また、エンダーマンが落とすエンダーパールと共にディメンション『ジ・エンド』に向かうために最も必要な素材にもなる。
それ以外に他の敵モブと比較して経験値が多いという特徴もあるため、素材確保も兼ねてスポーンブロック周辺をトラップ化させる者もいる。