概要
3四郎たちの活躍から時の流れること20年以上後の時代が舞台。新世代のプラレスプレイヤーである伴雄二と、その相方のとなるプラレスラー明王丸の繰り広げるバトルと冒険を描いた作品。
主人公のVANこと伴雄二は、自作プラレスラーの明王丸とともにプラレスの頂点を目指し、数々の強敵に挑んでいく。だがその影ではプラレス技術の軍事利用を企む謎の組織『青いサソリ(ブルー・スコーピオン)』の陰謀が蠢いていた。
登場人物
伴 雄二(ばん ゆうじ)
主人公。通称『VAN(バン)』。寺の息子。
プラレスを心から愛する少年で、強い正義感を持つ。明王丸のオーナー。
しかし純粋にプラレスの造形や競技に魅せられてこの道に入った年若きプラレスプレイヤーである事から、本来プラレスプレイヤーとして知っておくべき常識(プラレスの歴史や歴代のプレイヤーに関する知識)が、すぽこーんと抜けている事がある。
そのため柔王丸と3四郎の事を知らずに「誰?」(いわば知らないオジサン)呼ばわりして、一世代上のプレイヤーたちを焦らせた上で彼らからこっぴどく叱られている。
佐和子
ヒロイン。
豊原ミツル(とよはら みつる)
VANの同級生にして悪友。
伴 千里(ばん ちさと)
生意気盛りな、VANの妹。VANのプラレスへの入れ込みぶりに呆れ果てているものの、一目置かないでもない敬意もある。自身、兄のスパーリング相手を務める事もありプラレスの実力はかなりのもの。
使用するプラレスラーは兄のような改造やフルスクラッチではなくナカマプラモの既製品を使っており、兄同様の軽量級のマスター。特にSフレームの操作には自身と一家言を持っており「カッコかわいいSフレームこそ最強!」と言ってのける。
解説の成田さん
プラレスの大会中継で機体の特徴や試合経過や見処を冷静かつアツく解説してくれる博識なお兄さん。VANのプレイスタイルが古い知人に似ているらしく密かにその成長を期待している模様。
石松博士
新進気鋭の素材開発者。VANが明王丸を修復の上で強化改造するにおいて必要とした素材の開発者で、突撃訪問してきたVANに対しても一蹴する事なく一応は事情を聞いてあげる好々とした懐の深い、まさに善の科学者。
しかしVANの目的が明王丸の強化にある事を知ると眼帯を装備して豹変し「我が素材が欲しければ、それに相応しい強さを示せ!」と自らのプラレスラーキング・カニカンを持ち出してVANと明王丸に勝負を挑む。
実は、その正体は前作に登場したスパーク石松。若きプラレスラーであるVANの姿につい、うっかり昔の血が騒いだ模様。VANと明王丸の実力を見定めた上で彼が自身の素材に足る次世代のプラレスラーと認め開発素材を託した。
登場プラレスラー
明王丸(みょうおうまる)
主人公が作ったプラレスラー(主人公機)。1話から登場するプラレスラーではあるが実質としては2号機にあたる。
前作『プラレス3四郎』の主役プラレスラーの柔王丸と同様のスピード重視の軽量級体内には驚異的な多数の新機能が秘められている。
祝福(ブレス)
主人公が作ったプラレスラー。明王丸の前身にして兄弟機(兄機)にあたるプラレスラーであり、主人公の1号機(あるいは0号機)の位置にある存在。
第10回プラレス・トーナメント大会 東日本B地区の決勝大会にて遠隔操作モジュールを持つ重量級プラレスラーであるカン・ノウンと当たり、モジュールに翻弄されつつも善戦。自らの腕と引き換えにカン・ノウンのモジュールを封殺するも、軽量級共通の弱点であるバッテリー切れに泣く羽目となり、最後にはカン・ノウンのボディプレスの前に沈んだ。
プロト-07(プロトセブン)
『青いサソリ』が開発したUGV(無人地上機)。
当初は明王丸の敵として登場する、ある理由から組織に捨てられたところをVANたちに救われ、その恩義から彼らに協力する。また装甲パーツの一部は敗北し廃棄されたプラレスラーのパーツを流用
プロト-11(プロトイレブン)
『青いサソリ』が開発した某国のオブジェクティブフォースUGV部隊のURBOT(兵士携帯ロボットシステム)。
様々なパワーアップ用のオプションパーツを持ち、物量・装備とも民間機をはるかに上回る。
小酔仙(しょうすうせん)
第10回プラレス・トーナメント大会 東日本B地区の決勝大会に参加した
秋田地区の女性型プラレスラー
オーナーは越冬(えっとう)つばめ
ダーク・エンジェル
第10回プラレス・トーナメント大会 東日本B地区の決勝大会に参加した
宮城地区の女性型プラレスラー
オーナーはムチの女王
ポーラ・スター
プラレスの大会に参加した女性型プラレスラー