プロフィール
概要
茶色の毛髪と瞳を持つ少女で、髪を左右に二つ結っているのが特徴。4つの博士号を所持していてコンピュータより正確な論理を導き出すセラフィムのブレーンだが、反面、運動能力は極端に低い。
セラフィム内では特殊な位置に配置されており、技術部主任研究員の他、医務局やインテグラルシステムの調整に関する直接の責任者も務めている。
ルブランの片腕的存在で、ケスラー・プロジェクトの被験者であるみさきの研究も行っている。階級は少尉。
遺伝子操作によって生まれたデザイナーズ・チルドレンで、自身の持つ能力もそれによるものであるらしい。
実は後天的な影響でどれだけ差を生じるかを検証するためルブランと同一の遺伝子から作り出された個体であり、ルブランの遺伝上の妹と言える存在。
グールの遺伝子を持たないため、自分の事を不完全な存在だと思っており、グールの遺伝子を持つみさきが未来を見届ける事を希望している。
みさきをモルモットとして扱う事に対し、次第にその事で葛藤や罪悪感、同情を抱き始め、ルブランに服従する事を止めようと決意する。
アニメーション版では
ルブランの野望を阻止すべくヴェルンスにエクソダス・プロジェクトを提案するが、ルブランにその事を利用されてしまう。
しかし、とっさに機転を利かせインテグラルシステムと同期、エクソダス発動後は行方不明となっていた。
その後、再び現れたウォッチャーズ・ネストから、インテグラル・システムを介してライアー達にみさきの居場所を教える。
システムと長時間同期していたため、助け出された時は昏睡状態となっており、メディカルルームで休ませられていたが、コトコー02によって再びシステムと同期。
ルブランに強い精神的干渉を与え、その隙にみさきに彼を攻撃させたが、その際に脳に強い反動を受け死亡した。
改変後の世界では生存こそはしているものの、ネストには派遣されていない。
しかしながら、ケスラー・プロジェクトには関わっているらしく、ルブラン(ジャラベール)に付き従っている。
小説版では
野崎透による小説版では、ルブランに逆らえない自分に葛藤する姿が本編よりも深く描かれている。ルブランと遺伝上の兄妹関係にある事については言及されていない。
エクソダス・プロジェクトが発動する中、一人ネストに留まり、精神体と化したルブランの野望を阻止したが、脱出はせず、そのままネストで死を迎えた。