プリンセスX
ぷりんせすえっくす
開発は「毒々しさ」を売りとする新参ブランドPOISON@BERRY。
とだけ言えば「あぁそうなの」ぐらいの感覚で済ませられるが、このPOISON@BERRYというブランド、「史上初となるFPS入りのエロゲを作った」、「ある作品はSM系のエログッズ屋や文学誌でも扱われる」、「ある作品での人気投票のトップが人ですらない触手の化け物だった」等々数々の伝説的エピソードを持つBlackCycと同系列のブランドである。
さらにシナリオの伊藤ヒロ、原画・キャラクターデザインの椎咲雛樹の2人はBlackCyc作品で色々と壮絶な作品を作ってきたコンビでもある。
突然、主人公・シンイチの前に現れた4人の許嫁。若かりし頃の父親が勝手に決めたというそいつらは、全員人を乖離した人外の化け物だった!!
そしてこのテの作品によくありがちなように、彼女たちは全員自分こそがシンイチ少年の嫁になるべきという考えを譲らない。
初めは『人間じゃない結婚相手なんてイヤだ』と思っていたシンイチだったが、後にそれが甘い考えだと思い知る。
というのも四人の内三名は揃いも揃って「断るようなら地球なんぞぶっ潰す」等とトチ狂った事を抜かして来たのだ(残る一名は「自殺する」と言ってるようだが、そんなことになれば部下が黙っては居ないだろう)。
かくして人を逸しながらも何処か人臭く憎めない化け物達に囲まれながら過ごすこととなったシンイチであったが……
きっとあなたもシンイチを通して、モンスター娘を好きになる_________
奇才・伊藤ヒロが描くモンスター娘とのハーレムラブコメを堪能せよ。
メインヒロインの共通点としては「人を逸した形質を持つ人外である」「一部キャラクターは部下と上司の存在が言及されている」という事か。
ナージャ(ナーディウス12世)
下半身が蛇(モチーフは恐らくボアとラトルスネーク)の皇女。貴族らしく喋り方は古風であり、各種魔術の類を駆使することで完全な人間の女に化ける事も可能。
単眼の魔物「参謀長」を従える。自由奔放な変人キャラで蛇だがどっかの眼帯極道ではない。
上司にあたるキャラクターは女帝である自分の母親。
プロ子(プロキシマ)
ケンタウルスの女騎士(作中設定では重聖騎士)。名前とモチーフが武装神姫とかぶっているがこちらが後発。カラーリングや肩書きから判るとおり生真面目な堅物であり、伝統や信仰を重んじる文系気質。
どこかで見たふうな容貌とか言わない。
上司にあたるキャラクターは自分の君主である犬っぽい姫君とオッサン声をした慇懃無礼で腹黒い鼠。
R-コマドリ
機械帝国の王族。ただし外観から機械然とした部分はあまり見受けられない。四人の中では最も小柄であり、他三名を「田舎物の幻想生物」と蔑む等自尊心が高く横柄で傍若無人な毒舌家。
部下として労働機械「42」を従えるが、実は人格も立場も逆。
てぐす御前
蜘蛛のお姫様(モチーフはセアカゴケグモやコガネグモ等の網を張るタイプと思われる)。青肌和装。
元々の種族が『妖怪』である為その存在意義は曖昧であり、他三名と違い出身地の定義も安定でない。四人の中では最も温厚であり、その為か人混みを避けたがる傾向にある。
ナージャ同様人に化ける事が可能なのだが、素の状態の彼女は下の方が少々アレである。何がどういった訳でアレなのかというのは……公式サイトで確かめて頂きたい。
実は主人公の友人であるお付きの男と相思相愛の関係。逆に主人公には無関心で、そのお付きの男と早々に駆け落ちしてしまうため攻略不可能(滅ぼすと言ったのは、お付きの男といたいがためのハッタリ)。
上司にあたるキャラクターは妖怪王である自分の父親。