概要
埼玉県宇和佐町の広域指定暴力団『宇和佐組』に所属するイヌヅカ・アキラの舎弟。元暴走族の総長の肩書きを持つ銀髪に染めた男。宇和佐(学園)高校卒業生で、山姥あまねの同級生。ハタケヤマ・ショウは担任。
家族は妹のマリエがいるが、IF世界線では両親、兄夫婦&甥のタケシが存在する。また別のIFでは、フルネームが『薬師丸ヘイジ』で、20代半ば。『黒のテッツイ』に登場する『花ケ前カリン』の異母兄に当たる。実母は家に嫁いだが、別の男と駆け落ち(更にはホスト通いで実子共々ATM扱い)し、実父『秀久』に捨てられ児童養護施設で育った(後にマグロ漁船行き+組員総出で制裁地獄送り)。
挿話の一つに娘のヒナ(イヌヅカの従姉妹娘と同名)と母。元嫁カオリがいたが、組を抜けカタギになる、リンの元同級生ジョウが勤める表向きが寿司屋『宇和佐寿司』の大将のIF世界線も在る。鵜久森裕次郎からは『ハイジ』と呼ばれる。元嫁が交際相手と一緒に娘を虐待、別の挿話では恋人に騙され大金を奪われるなど、恐ろしいほど女運と見る目が無い。
八面六臂な活躍をするも、お調子者の性格から毎回食べ物のつまみ食いや、イヌヅカへの悪戯を繰り返しては、その都度怒った彼に制裁を食らわされ、カタギの職場へ出向(島流し)されるのが常。此れらの行為は自身の存在理由を確認する為で、過去に自分を捨てても初めて自分を認め、家族同然に愛してくれた『宇和佐組』やイヌヅカをぞんざいに扱われながらも慕っている。
マリパや喧嘩は弱いが(ただし組内では弱いというだけでそこら辺のDQN よりは喧嘩は圧倒的に強い)、仕事一徹でネット環境には強く、不祥事や個人情報も瞬く間に収集し、知恵を働かせる。『噂のヘイジ』なるYouTubeチャンネルを国内外で撮影・配信。また、『ヘイジ銀行』なる玩具券モドキを発行しているが、此れは『商品券』の一種として組員と親しい人間や懇意にする関係者にしか与えず、売上の一部は主に児童養護施設や福祉施設への寄付金に当てる。
イヌヅカが不在(身動きが取れないケースや、大怪我で治療中)の場合は彼が構成員を引き連れ制裁。
過去、食べ物にも有り付け無い貧困レベルの虐待を経験したが故に、同様の行為に手を染める愚者には必要最低限の命だけは(闇医者の仲介で生かし続け)留めて置きながらも、最悪命が亡くなるレベルの苛烈な制裁を躊躇なく実行し、実母含め女だろうと、子供だろうと容赦しない。一方で施しを受けた恩は何年経っても覚えており、『恩送り』として必ず返す義理堅さを持ち、ヒグマを倒せる戦闘力とサバイビリティを身に付ける。