概要
イタリアの砲兵大尉ジュゼッペ・ヴィターリが1887年に時代遅れとなった単発式であるM1870を時代に適応させるべく改良し開発した連装式ライフル。
4連装箱型弾倉とそれに装填する為の引き上げ紐のついた鉄と木材で構成された独特な箱型チャージャーを使用するのが特徴。
殆どが既存M1870の改造により作られたが、騎兵用カービンだけはなぜか改造例が目撃されてない。
1890年には無煙火薬に対応するために再度改造された。
1916年に約40万丁ロシア帝国に払い下げられ、ソ連になった際にはスペイン内戦の国民党派へ供給された。
主なバリエーション、派生型
Mod.1870/87/15
第一次世界大戦中、後方部隊向けに6.5mmカルカノ弾を撃てるよう改良型カルカノ弾倉を導入し薬室・撃針を小さく改造したモデル。サレルノ方式と呼ばれる独特なバレルスリーブが特徴。
フィクションでの使用
BF1 - 第一次世界大戦を題材にしたPvPメインのFPS。Vetterli-Vitali M1870/87という名で兵科:偵察兵のメインアームとして使用可能。
タンネンベルク - 第一次世界大戦の東部戦線を題材にしたFPS。協商国側のルーマニア歩兵部隊のライフル兵が使用できる。
Isonzo - 一次世界大戦のイタリア戦線を題材にしたFPS。イタリア王国側の兵士がM1870/87とM1870/87/15の両方を使用できる。
性能
※通常モデル
全長 | 1345mm |
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銃身長 | 860mm |
重量 | 4.6kg |
使用弾薬 | 10.35mmベッテルリ弾(10.35×47mmR) |
装弾数 | 4 |
口径 | 40口径 |