CV:東城日紗子
概要
ラングリッサーのリメイク作品『ラングリッサーⅠ&Ⅱ』に登場する追加ヒロイン。
ダルシス帝国所属の名家・カルザス家出身の女騎士で、貴族としての教育も受けている。
登場人物の一人・ランスは実兄。
その為、口調や物腰もその出身に相応しいものがあり決断力に優れているが、その反面、行動力が有り過ぎてしばしば空回りしてしまい無鉄砲に見えてしまういわゆる猪突猛進な一面を持っている。
ヒロインの定義(ネタバレ含む)
端的に言えば彼女が出てくるとロクなことにならない。いやマジで。
リメイク版ラングリッサーIには全部で8ルート……大別すれば
元作品とほぼ同じ展開をたどるA・Bルート、帝国との同盟を結ぶC・Dルート、
シリーズの基本設定すら無視したパラレル色の強いG・Hルート、
そして彼女がメインヒロインを務めるE・Fルートが存在する。
このうちA~Cルートでは、彼女の存在は影も形もない。
それ以外のルートでも登場は中盤以降になるのだが、Dルートでは普通に自軍に加わるものの最終面でいきなり裏切る。
……弁護するならこのシナリオでは兄・ランスの「悪の残党を自らまとめ上げ、その上でレディン(主人公)に討たれることで大陸の悪を根こそぎにする」という思いに彼の部下2名ともども追随した結果であり、悪に染まってしまったわけではない……まあ「極端に走りすぎやろ。」というツッコミは避けられないが。
G・Hルートにおいては登場したシナリオで死亡する……正確には、シナリオ内で彼女を助け出せないことがルート入りの条件になっているのだが、そのため仕方ないとはいえ来た見た死んだくらいの扱いになっている。
……そろそろお忘れの方もいるかもしれないが、彼女はリメイク版で追加された新ヒロインである。
そして残る2ルートでは、上記の通り満を持してメインヒロインを務める…………のだが。
これらのルートでは明らかにやばい方向に病んでいくレディンを止めるどころか焚きつけて、あろうことかレディンにとっては自国であるバルディアを滅ぼす、という方向に向けてしまう。その戦いの果てに
・魔王と恐れられるほどになったレディンは大陸を蹂躙するが、ベティ本人は志半ばで命を落とす(Eルート
・大陸の人間と、神たちと、自分たちすらも含めたすべてを滅ぼす(Fルート
という、救いもなんもない結末を迎えてしまう。
繰り返すが、彼女自身は別に邪悪な性質ではない。思い込みが激しく(激しすぎ)、突き進むとなれば極端に走る(極端すぎ)だけ、である。
……まあ、兄貴(ランス)は兄貴で「邪悪ではないが思考が極端に走りがち」だし、その兄貴の子孫たちもそういう面が色濃いんで、カルザス家自体そういう家系なんだろうが……今一度言おう。
彼女はリメイク版で追加された新ヒロインである。