概要
ベンノには昔、リーゼという婚約者がいた。共に商人として競い合い異性として心を通わせていた二人は、将来結婚し共にギルベルタ商会を発展させていこうと誓いあっていた。
しかし、リーゼは身食いであった。成長するにつれ彼女は体内の魔力を抑える事ができなくなり、当時子供だったベンノには身食いに関する情報も魔術具を購入する伝手も資金も足りなかった。結果、リーゼは成人を前に命を落とす。
リーゼの死後もベンノは「アイツ以上の女に出会えていないから」という理由で独身を貫き続けるなど、彼女への想いは今も変わっていない。