概要
魔法使いポップが所有している魔法の杖で、装備している間は所有者の魔法力を増幅させてくれる。彼が最初にメラゾーマを使用した時は、この杖の持つ宝玉から放っている。
ロモス城でのクロコダインでの戦闘で、彼はわざと魔法石を砕いて魔法力を温存し本来は使う事ができないはずの破邪呪文を発動させた。
その後は、ロモス王国が大事に保管してくれており ポップ曰く『全てが終わった後に、取りに戻る』とのこと
経緯
劇場用作品「劇場版ドラゴンクエストダイの大冒険 起ちあがれ!!アバンの使徒」で明かされる。
アバンの弟子になりたての頃、当初『高度な魔法を使って、女の子にモテよう』という邪な考えがあった。 旅先でアバンが寝ている間コレを盗み出し、まだ慣れぬ上位呪文だったメラミを発動させるが、未熟すぎた故に呪文の制御ができない事態に陥る。
アバンが氷系呪文(ヒャダルコ)を発動させて、鎮火してくれたため被害は最小限に食い止められた。その後、ポップはアバンからお叱りを受けるかと思ったのだが
『(これは)・・・貴方にあげましょう』 と、マジカルブースターを授けられる。
『ただし・・・【マジカルブースター】は決して【見栄を張るための道具】では、ありません。【人を助ける時に、自分以上の力が必要な時に使う】のですよ?』 そして『【魔法は、決して生半可な気持ちで使ってはいけない】 よい勉強をしたでしょ?』と教わり、この教訓はある人物を助けるために活かされた。
余談
アバンの使徒の中で攻撃魔法を扱うのはレオナを除くとダイとポップのみ。
そして、ダイは呪文の契約に成功したことから魔法の才能があることは判明しており、更に魔法使いとして並以上の実力のあるブラスから指導を受けていたにもかかわらず、初歩中の初歩であるメラの呪文を発動させるのに大分苦労した。
しかし、上記のエピソードにおいて、ポップはアバンから指導を受ける前の段階、呪文契約や誰かからの指導を受けていない状態で(暴発というカタチとはいえ)充分な威力の火炎呪文を発動させており、並の魔法使いがダイと同じか、それ以上に苦労して魔法を使えるようになるとすると(ダイは竜の騎士とアルキード王国の姫の間に生まれたサラブレッドとも言える存在だが、父バランの台詞から『本来なら竜の騎士の子供時代の力は並の人間とさして変わらない』ことが言及されており、ダイの覚醒はむしろ比較的早いようである)、ポップの魔法の才能は異常ではないか?と考察する意見がある。
(この場合、アバンはそれを見込んでか、または強すぎる魔力の才故に周りを傷つけないよう、きちんとした魔法使いとしての力量を身に付けさせる目的でポップを弟子入りさせたと思われる)