マスターとは薔薇の傷跡をその身に宿し、貴銃士を召銃する事が出来る存在である。
薔薇の傷跡とは、アリノミウム結晶のエネルギーが身体を貫通することによって皮膚にできた薔薇のような裂傷である。
マスターは貴銃士の傷を治療することができるなど、特殊な能力を持っている。
(千銃士R講座 03「マスター」より)
概要
マスターとは、ゲーム版・アニメ版の千銃士共通のプレイヤーの呼称である。
手の甲に薔薇の花状の傷跡があり、その傷による力で古銃を貴銃士として目覚めさせたり、貴銃士のダメージを回復させることができる。
ただし、その奇跡の力の代償としてダメージを受け、薔薇の傷跡が体中に広まっていくが、貴銃士が絶対高貴に目覚め、その奇跡の力を行使する事により(一時的にだが)全快する。
完全新作「千銃士:Rhodoknight」のマスターについてはマスター(千銃士R)を参照。
召銃(しょうじゅう)
マスターが持つ奇跡の力によって銃器から貴銃士を目覚めさせること。
ただし、貴銃士を目覚めさせるとマスター自身に多大なダメージが加わる。
マスターが受けるこのダメージは、貴銃士が絶対高貴に目覚めた時に使えるようになる奇跡の力によってのみ回復させることが可能。
ゲーム版とアニメ版の設定の違い
本項では、原作であるアプリゲーム版とアニメ版、及び完全新作の各マスターの設定の違いについて記述する。
アプリゲーム「千銃士」本編のマスター
レジスタンスの衛生兵(メディック)。
薔薇の傷跡は右手にあり、レジスタンスの一員として作戦に参加することが多い。
マスターになった経緯は、6月14日よりゲーム内で実装されたプロローグにて明らかになった。
メインストーリー最終盤にて、初めて独自の台詞が実装された。
アニメ「千銃士」のマスター
元兵士で、傷跡は左手にある。
貴銃士を呼び覚ましたダメージにより、寝たきりの状態となっている。
OPなどいくつかのカットと貴銃士たちの台詞などで存在の示唆はあれど、台詞と顔出しは無い。
世界帝の場合
世界帝も貴銃士のマスターではあるが、彼が現代銃から目覚めさせた貴銃士は、絶対高貴に目覚めていなかったので薔薇の傷は回復することはなく、レジスタンスがその根城に駆けつけ、追い詰めた時には既に全身に薔薇の傷跡が広まっていた。
完全新作「千銃士:Rhodoknight」において、世界帝の身体を蝕んでいた薔薇の傷跡の力が、現代銃から呼び覚まされた貴銃士たちが目覚めている「絶対非道」の力の影響であることが端的に示唆されている。
完全新作「千銃士:Rhodoknight」にて
「レジスタンスのメディック」(あるいは「レジスタンスのマスター」と呼ばれた革命戦争の英雄に関して、遺されている資料は多くない。
同人物と懇意にしていた恭遠・グランバード氏(現・世界連合本部審査官)を含む旧レジスタンスメンバーの「戦後は無用に担ぎ上げられることなく、穏やかに過ごしてもらいたい」という意向もあり、「レジスタンスのメディック」のパーソナリティや現在の居場所・様子は厳重に秘匿されている。
恭遠氏は、囁かれている数多くの噂の真偽も、明らかにするつもりはないようだ。
7年後の世界では、数多の噂が囁かれながら、嘗ての戦友達から居場所や人物像を秘匿されて穏やかに暮らしているようだが、何かしらの事情があったのか手元に置いていたカールやキセル、イエヤスらを手放してしまっている。
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2023年5月のGWに発表された「千銃士:Rhodoknight」のロードストーリー「トルレ・シャフ編」において、不明だった動向が明らかになった。
戦後はブラウン・ベスなどの量産銃以外は各国の美術館などに返却し、一市民として過ごしていた。
しかし、戦争犯罪人としての処刑を免れ生き延びていた世界帝だったアシュレー・サガンの手により再召銃されていたモーゼルの手により、キンベエの本体と共に人質に取られていた。