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cv:森嶋秀太

概要編集

バルドゥーク監獄の「上級囚人特区」に収監されているロムン人の青年。

記憶を失っており、なぜ自分が監獄に収監されたのかについても覚えていないらしい。


自分と同じように身に覚えのない罪で投獄された人間が多い監獄の事を怪しんでおり、特区にて出会ったアドルとは協力するようになった。


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Ys イース9
























以下物語の核心にまつわる衝撃のネタバレ

※まだ知りたくない方は下にスクロールしないで下さい































彼の正体は、とある錬金術師により生み出されたロムン帝国現皇帝マルクス・クラウディア・ガルマニクスのホムンクルス(複製人間)

皇帝がバルドゥーク監獄を視察に訪れた際に、その様子を見ていた騎士団長が入手した情報を基にして、協力者である錬金術師の手で生み出された。つまり、記憶は失っていたのではなく初めから無かったのが真相であった。


その後は上記の通り、バルドゥーク監獄の上級囚人特区で過ごしていたが、そこで彼の姿を見て真相を探るべく囚人のフリをして潜入調査にあたっていたパークスことリンドハイム枢機卿と指名手配に引っかかって拘留されたアドルに出会い、よき友人となる。

そしてアドルと共に監獄の全容を探る中で、騎士団長が何を企んでいるのかの真相及び優秀な能力を持つグリア人やロムン人のホムンクルスを多数作成している事実を知り、アドルと共に脱出を図る。脱出には成功したが、マリウスはこの時既に作成者である騎士団長と錬金術師の制御下にあり、そのせいで心ならずもアドルを裏切り、彼を監獄に送還させてしまう。


しかし、マリウス自身は「ホムンクルスは社会に混乱を齎す可能性が高い」として自身の存在を拒否。だが、彼は作成時に自害できないように調整されていた。そこで、最期は友人であるアドルの手によって迎えたいと考えた彼は、アドルが身を寄せるバー「ダンデリオン」に詳細は伏せて依頼を出し、監獄にある研究棟でアドル一行と邂逅し、全ての真相を説明した後、緊急装置を作動して棟にあった全てのホムンクルスを消去した。


そして、アドルに依頼の事情を説明して、パークス立ち会いの下、アドルとの一対一の決闘の果てに彼の刃に貫かれる。

最期にアドルに対して「君は冒険で時に人を救い、時に導き勇気づけ、そして冒険の中で解明された謎は少しずつ世界に影響を与えている。その意味、即ち冒険の答えを本当の僕に見せて欲しい」「今回の件にいる黒幕は君に任せる、君と一緒に過ごせた事は楽しかった」と穏やかな表情で言い残して消滅した。


……アドルがロムン帝国を訪れ、皇帝と出会う日はそう遠くないのかもしれない。

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