概要
日本ファルコムのアクションロールプレイングゲーム、イースシリーズの第9作目。
2019年9月26日発売。対応機種はPlayStation 4。
2021年7月にはSteam版、9月にはNintendo Switch版が発売されている。
サブタイトルは「Monstrum NOX(モンストルム・ノクス)」となっているが、「モンストルム(monstrum)」とは「怪物(monster)」の語源となったラテン語で、「驚異的な出来事、不可思議なもの、驚くべきことの前兆、怪物」の意味があり、「ノクス(nox)」はラテン語で「夜」を意味する。
異能アクション
本作の目玉システム。
怪人となった者には、常人では到底不可能な様々な異能を所持しており、探索や戦闘における大きな助けとなる。
アドルと共に行動するようになった怪人の異能は、その瞬間に全員で共有可能となり、特定の異能アクション使用の為に操作キャラを入れ替える必要はない。
ただし、使用には「異能ゲージ」を消費する必要があり、ゼロになると自動で解除され、時間経過で自然回復する。
ストーリー
自分ではない何者かになる。そんな夢を見たことがあるだろうか?
その夢の中で私は考える。
これは自分なのか、自分ではないのか。夢が現実なのか、現実が夢なのか。
バルドゥークの冒険を通して私が辿り着いた答えは酷く単純だ。
「どちらでもいいではないか。」
どちらが真実なのか──ではない。どちらも真実なのだ。
いずれをも肯定して受け入れ、そして未来を生きて行こう。
そう、監獄という名の揺り篭で私は真実という名の夢を見たのだ。
アドル・クリスティン24歳時の冒険を描いた冒険日誌「バルドゥークの檻」より──
ロムン帝国の属州グリア・エルトリンゲン地方の主要都市のひとつ《監獄都市》バルドゥーク。
アルタゴでの冒険を終えたアドルとドギは、監獄都市バルドゥークに立ち寄るが、バルドゥーク前の検問で、アドルが身に覚えのないアトラス洋で発生したロムン艦隊消失事件の重要参考人として指名手配されていた事を知る(ちなみにアドルは親しくなった兵士に忠告されてたのに立ち寄った)。潔白を主張するも、アドルはなすすべもなくロムン兵に身柄を拘束され、街の最奥にある巨大な監獄「バルドゥーク監獄」に放り込まれてしまう。
脱獄を試みるアドルは、その最中に、銃を所持する黒ずくめの姿をした女性アプリリスに出会う。
彼女は、人智を超えた力と異形の姿を持ち、バルドゥークで恐れられる謎の存在「怪人(モンストルム)」と深く関係する人物だった。
この出会いが、アドルを「監獄都市」と「怪人」にまつわる奇妙な冒険へと向かわせる事になる。
登場人物
主要人物
怪人(モンストルム)
その他登場人物
- パークス(CV:堀内賢雄)
- シャンテ(CV:石谷春貴)
- シャトラール(CV:小野友樹)
- ベルガー(CV:志村貴博)
- イングリド(CV:原奈津子)
- カーラ(CV:大西沙織)
- マリウス(CV:森嶋秀太)
- マルゴット(CV:くじら)
- マクシム(CV:楠賢将)
- サラディ(CV:荒浪和沙)
- シルエット(CV:原奈津子)
- バラン(CV:岩田陸)
- テイト(CV:大野貴史)
- アーチェ(CV:桜咲千依)
- イリス(CV:近藤玲奈)
- ルシアン(CV:森山侑)
- グザヴィエ(CV:守屋亨香)
- モルビアン(CV:峰健一)