マリク(ワンダーランドウォーズ)
まりく
『千夜一夜物語(アラジンと魔法のランプ)』より、王となったあとの姿をモチーフとしたキャラクター。
名前の由来はそのままアラビア語で「王」。
特徴的なフェイスベールで顔を隠しており、中性的な艶かしさを感じさせる。ターバンには希少なピンクダイヤモンドが用いられている。
一人称は「余」。略称としてもよく使われる。
元になったジーンも自分が中心というタイプの性格だったが、さらに極端になって完全俺様な王様となっている。しかしよくよくセリフや行動を見てみると、肉親の妹や難題を課す魔神、自分が治める民のことが第一であり、彼自身の自我というのはあまり表に出されていない。
不治の病である妻(そしての妹)を治すために魔神のランプに手を出すも、より大きな願いにはそれに比例する対価を要求される。そしてマリクにとって妹は何者にも代えがたい存在であり、魔神からは無理難題を与えられたことで知恵比べを挑むことになる。
ロールは「アタッカー」。
長射程で鈍足で硬直も重たく、スキルも消費MPが重たいわりに火力を出せるものでなく、全キャスト最弱と言われることも。
しかしアビリティ「魔神同化」によって魔神化状態となると一転、ストレートショットの3way化と威力アップ、スピードアップ、ステップ性能向上、拠点攻撃力アップ、ドロー性能も一応アップ、と全キャスト最強格にまで強化される。
この状態に至るには魔神ゲージを貯める必要があり、スキル「尊大なる我欲」で強化したストレートショットを敵に当てる、また「強欲の大渦」「願望掌握」「天駆ける絨毯」を敵キャストにヒットさせることで大きく増加する。ただしいずれもNPC兵士にはほとんど効かず、MP問題があるので数打てば当たる戦法もできず、まさしく政治のごとく慎重かつ大胆な舵取りが求められる。
ワンダースキル「御する千夜の王」は即時で魔神化、さらに妨害効果の無効化と耐性、敵キャストへの与ダメージに応じて自身のHP回復の効果を得られる。どんな状況でも任意に魔神化できるのは強力で、敵キャストのワンダースキルに上から被せるもよし、兵士処理用途で盤石にするもよし、隠れて使って急襲するもよしである。