ミスリル級魔導戦艦
みすりるきゅうまどうせんかん
日本国召喚に登場する神聖ミリシアル帝国海軍の最新鋭魔導戦艦。ミリシアル帝国曰く「世界一の超大型魔導戦艦」であり、さらに『不沈艦』とも称されている。
原作のブログ版や『小説家になろう』では単に『先進的な見た目』とされていたが、書籍版の挿絵にて、非常にSFチックな外見である事が判明した。(挿絵参照)
全長 | 200~220m程度 | |
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主砲 | 霊式38.1cm三連装魔導砲 | ニ基 |
副砲 | 口径不明三連装魔導砲 | 一基(すべて主砲の可能性あり) |
対空兵装 | 25mm連装魔光砲 | 二十六基 |
装甲 | 帯魔性装甲材(ミスリル系合金使用、装甲強化シークエンス:約18秒) |
霊式38.1cm魔導砲
本級の主砲で、前部に三連装砲塔型を2基、計6門装備。
構造は炸薬の力で撃ち出す大砲とは違い、魔導成型砲弾に各属性魔法を充填して撃ち出す。そのため従来型の魔導砲に比べ、砲口に魔方陣が浮かび上がる事は無く(視認性を抑えられる)、長射程・大火力。また、魔力探知レーダーを使用したレーダー射撃が可能で、これに原始的な射撃補正魔法を組み合わせることで30km前後の長距離から第二斉射で命中弾を出すことが可能(ただしまぐれの可能性も考慮する必要がある)。
ちなみに砲弾に魔力を充填して撃ち出すためか、発射時の魔力によって砲弾はショックカノンよろしく青い光の軌跡を曳きながら飛翔する。
アクタイオン25ミリ連装魔光砲
本級の対空兵器で、片舷に13基ずつ、計26基52門装備。
発射時のシーンはどう見ても宇宙戦艦ヤマトのパルスレーザー砲だが、照準は機銃手の目視に頼っているらしく、その機銃手の練度も低いのか劇中ではまともな活躍をしていない。
ブログ版・『なろう』版と書籍版で艦名が異なるが、書籍版はいずれの艦名もアーサー王伝説に登場する剣の名称に由来する。
コールブランド
第零式魔導艦隊旗艦。ブログ版・『なろう』版での艦名は「エクス」。
カルトアルパスでの先進11ヵ国会議の時、南方のマグドラ群島沖にて演習を行っていたが、そこにグラ・バルカス帝国の海軍東征艦隊が襲撃。
砲撃戦において敵戦艦1隻他を撃沈する戦果を上げたが、直後の空襲で敵機による急降下爆撃により損傷、続いて雷撃機の航空魚雷による雷撃を受け魚雷7発を被弾し大破横転、弾薬庫誘爆により轟沈した。
艦名の由来は聖剣エクスカリバーの異称。
クラレント
第零式魔導艦隊所属艦。ブログ版・『なろう』版での艦名は「カリバー」。
コールブラントとともにグラ・バルカス帝国艦隊との砲撃戦を繰り広げたが、直後の空襲により撃沈された。
艦名の由来はアーサー王の息子モードレッドの剣・クラレントの異称。
カレドウルフ
第1魔導艦隊旗艦。ブログ版・『なろう』版での艦名は「ロト」。
バルチスタ沖沖大海戦時は所属する第1魔導艦隊の他、第2・第3魔導艦隊の3個魔導艦隊で編成された「魔導連合艦隊」旗艦として『世界最強』の看板を背負いグラ・バルカス帝国艦隊との決戦に臨んだが、航空機の空襲でボコボコにされる、中古の超兵器に獲物を奪われる、しまいには潜水艦に翻弄される等の不運に見舞われる。その後の消息は不明だが、最終的にグラ・バルカス帝国艦隊との砲撃戦まで生き残り、帰還したと思われる。
艦名の由来はエクスカリバーのウェールズの伝承内での異名、もしくは存在その物の原型となった剣カレドヴールフ。 もしくはケルト神話の英雄であるフェルグス・マック・ロイが所持していた、数多の聖剣と魔剣の原型になったと言われている虹の魔剣カラドボルグのウェールズ名。