演 - スカーレット・ヨハンソン
※日本語吹き替えは草薙素子のオリジナルキャストである田中敦子が担当。
概要
『攻殻機動隊』における草薙素子に相当する人物であり、同作でも「メイジャー(=少佐)」という愛称がある。
キャスティングに関する論争
この人選に関して、世界中で様々な論争が巻き起こった。
特に欧米のソーシャルメディア上では、アジア人キャラクターの草薙素子役に白人女性のスカーレット・ヨハンソンをキャスティングしていることに対し激しい議論が起こり「まさにホワイトウォッシング(アメリカの映画業界で白人以外の役柄に白人俳優が配役される事)」「あのキャスティングでオリエンタルな少佐らしいエッセンスが台無しだ」などという批判が起こった。
一方、日本では(熱心な「少佐」ファンは別として)「多くの人がハリウッド映画では白人が主役を演じるだろう」「アニメの実写化は白人の方が向いているだろう(国内でリアルすぎるコスプレとして紹介されるのは主に白人である)」と考える傾向にあり、海外での批判は理解し難い、もしくは批判されているという事実自体に驚いている観客が多かった。もっとも白人でなく日本人・日系以外のアジア人であった場合大炎上した可能性は高い。
これに関して押井守はあるインタビューで、ヨハンソンの起用は「考えられる最良のキャスティング」であり「そもそも少佐の体も『草薙素子』という名前も生まれつきのものではなく、たとえ少佐がもともと日本人であったとしても、アジア人の女性が演じなければいけないという主張に根拠はない。違う人種の役を演じるのは映画界の慣習である」とコメントしている。