「ロートちゃん悪くないも～～ん！」
SF小説『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』の登場人物。
NESSに所属するメオ氏族の艦隊チーム（主人公たち「TERRAエスタナトレーヒ・チーム」のライバルチーム）である「レッドスナッパーズ」のひとり。
声：かないみか
概要
5月30日生まれ、19歳。身長162cm。血液型O型。
メオ氏族ニス家の次女。
姉のルージュと同じく金髪（アニメや漫画では異なる場合がある）で、髪型をツインテールにしている。
見かけはブリッコで何も考えていないように見えるが、実はかなり頭が良い（らしい）。
かなり能天気な性格で、姉妹の中では一番幼い印象を与えていることもあって姉妹達からはあまり信用されておらず、ルージュから鉄拳制裁を受ける事もしばしば。
自分の事は「ロートちゃん」と称している。
策略と企み（と小細工）を得意とするが、言葉足らずで説明不足な上に、仕掛けた策略が本人にも予想外の事態に発展する事が多く、それが姉妹達の足を引っ張ってレッドスナッパーズの連敗に繋がっている。
時に後先考えずに作戦を実行して自滅する事も多く「策士、策に溺れる」を地で行っている。
とはいえ立てる作戦は時に酷薄でえげつなく、成功「さえ」すれば敵側に甚大な被害を与えるものでもある。末妹のエリュトロンに嫌戦思考がある事を承知で、彼女にバーサク癖がある事をいいことに、それらを利用したヒドい作戦（＝嫌がるエリュトロンの艦を無理やり遠隔操作して敵のド真ん中に放り込みパニック状態に陥れて強制的にバーサクモードを発動させ敵も味方も関係なく周囲の戦艦を一掃させる）を立案・実行していた。
登場当初、レッドスナッパーズは同じ作戦に従事する他の艦隊を作戦に巻き込んで大破させまくっていたことから「味方潰し」の悪名が高かったが、それはすべてロート（と、エリュトロン）のせいである。
後にエリュトロンを利用した作戦に関しては姉ルージュの知るところとなり、こっぴどく叱られたうえで遠隔操作システムを取り外すように迫られて封印することとなった。（あとエリュトロンが紅葉と出会い心的な成長を遂げた事からバーサク癖が緩和されたため、その意味でも使えなくなった）
ぶっちゃけてしまうと、いわゆるひとつの頭の良いドアホ娘。
手先が壊滅的なまでに不器用で、料理を行おうとしただけでパドック艦が大火災になった事がある。他にも漫画版オリジナルのエピソードでキャビンの掃除をするだけで、掃除が終わらないとごはんが食べられないが、時間がかかると言う考えでキャビンを丸ごと燃やした。
意外と身のこなしが素早い部分があり、取り押さえようとした綾乃の攻撃を悉く避けて、彼女に苦手意識を植え付けている。
乗艦はドラーダカスタムで当初レッドスナッパースピリッツと称していたが、戦闘中に大破し大規模改修が行われたため後にチェリースナッパーと改称する。
「ロート」はドイツ語の「赤」の意。
彼女が主役のスピンオフ作品を待ち望むファンも多い。
