モノ(シャドウバース)
もの
不穏な空気が漂う鉄屑の世界「アイアロン」にて造られた「心持つ機械」の一人である機械の女性。
邪悪な支配者「ベルフォメット・アーデライト」によって同じく造られたテトラやエンネアは「連番個体」と呼ばれる、人間でいう家族のような存在である。モノにとってテトラやエンネアは妹に当たる立場にある。
芝居がかった口調で話し、良く言えば詩的、悪く言えば難解な印象を受けさせる。そのような話し方をするのはそうプログラミングされているからとの事。ルナと会話した際は彼女から難しがられ、話している内容をあまり理解されなかった。
一連の姉妹の中で最初に造られたという事もありテトラやエンネアの他ルナの様な幼い少女に対しては姉の風を吹かす事も多い。
必殺技は「原初の一《ファースト・ワン》」と呼ばれる打撃攻撃。名前も「1」を意味するギリシャ語の数字の接頭辞「mono」から取られている。
彼女は普段自らを「か弱い」と称し、実際姉妹の中で最初に造られただけあって性能面でテトラやエンネアに劣る部分もあるようだが、この「原初の一《ファースト・ワン》」を「解除《アンロック》」する事で一時的に性能を飛躍的に向上させる事ができる。その際の戦闘力は、作中でも有数の実力を持つユリアス・フォルモンドと渡り合えるほどになる。
『機械反乱編』のユリアス編では、異世界からやって来たヴァンパイアの男ユリアスと邂逅。
強大な力を持つユリアスに対し原初の一《ファースト・ワン》を解除《アンロック》して応戦したが、「か弱い」モノは途中で機能を停止し、しばらくの間倒れてしまった。ただしそれはモノの想定の範囲内であり、ユリアスも「してやられた」と呟いている。
そのような戦闘から始まったユリアスとの出会いは、最終的にモノ自身はもちろん、あのユリアスでさえも今まで持っていた「意思」を、少なからず変化させるに至った。
これまでのストーリーの後日談となる『王国帰還編』では、ユリアスによる過去の出来事の回想内にてモノが少しだけ登場している。
第12弾カードパック『鋼鉄の反逆者(リベリオン)』ではカードとして登場した。第21弾カードパック『リナセント・クロニクル』ではリメイク版も登場した他、関連カードとなる約束の一輪、真夜中の語らい、ライフリカバリーも登場している。
真紅の抗戦者・モノ
「か弱い私に加減を頼むよ」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ヴァンパイア |
タイプ | 機械 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | このフォロワーは、EPによる進化ができない。(能力による進化はできる) |
ファンファーレ このバトル中に破壊された自分の機械・フォロワーが7体以上なら、ファースト・ワン1枚を手札に加える。 | |
進化後 | 攻撃力:6 体力:6 |
能力 | 疾走 |
守護 | |
自分のターン開始時、自分のリーダーとこのフォロワーに1ダメージ。 | |
CV | 佐倉綾音 |
収録セット | 鋼鉄の反逆者 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
『鋼鉄の反逆者』の目玉である「機械」タイプのレジェンドとして登場。
進化前はEPによる進化ができないというデメリットを抱えているが、バトル中に破壊された機械フォロワーが7体以上だった場合、ファンファーレで専用トークンファースト・ワンを手札に加えられる。ファースト・ワンは自分の機械フォロワーすべてを進化させる事ができるため、モノの進化後にある6/6のステータスに疾走守護という強力なスペックを発揮できるようになる。
登場以降、「機械ヴァンパイア」のフィニッシャーとして活躍した。『ナテラ崩壊』にて鋼鉄と大地の神や夜明けの吸血鬼・ノインなどの登場で機械ヴァンパイアが強化されると、「機械自然ヴァンパイア」として環境上位に躍り出た事もある。
悠久の真紅・モノ
「生きよう、この刹那!遠き悠久!」
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ヴァンパイア |
タイプ | 機械 |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | EPによる進化ができない。(能力による進化はできる) |
これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 | |
ファンファーレ 復讐 状態なら、自分のフォロワーすべてを+0/+1する。 | |
進化後 | 攻撃力:6 体力:6 |
能力 | これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 |
疾走 | |
攻撃時 自分の他の進化後フォロワーすべては疾走 を持つ。 | |
CV | 佐倉綾音 |
収録セット | リナセント・クロニクル |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※復讐…自分のリーダーの体力10以下で発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
『リナセント・クロニクル』にて再登場。こちらのモノは『機械反乱編』から続く『天地侵略編』の後日談となる期間限定ストーリー「自然再生編」に登場するモノをイメージしている。
進化前はデメリットを持ち、能力による進化で強力になるスペックは共通。こちらのモノはリメイク前とは異なり、攻撃力か体力を能力で+した時か体力を回復した時をトリガーにする。一気に能力を+したり回復したりするのはやや難しいが、復讐時に働くファンファーレ能力や、同弾に収録されているライフリカバリーを用いる事で対応可能。
登場当初は打点となるフォロワーを用意したり、能力を働かせるカード自体が乏しくいまいち振るわなかったが、『極天竜鳴』にてアビスドゥームロード、紅き血の女王・ヴァンピィ、月下の狼王・ヴァルツといった復讐に関するカードが多数追加されると、同じく復讐状態をトリガーとするこちらのモノに白羽の矢が立ち、「モノヴァンパイア」として環境内でも一定のシェアを誇るデッキとなった。
「やれやれ、どうしてこう乱暴なのか」
2019年6月10日に開催されたイベント「3rd Anniversary 人気カード投票」にて、6枚のヴァンパイアのカードの一つとしてノミネートされた。
その中の投票で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第14弾カードパック『森羅咆哮』で入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。
モノのスキン自体は、『機械反乱編』のユリアス編第3章内にて、ユリアス(プレイヤー側)の敵(対戦相手)としてバトルした際が初出。
当時登場したモノのスキンは、バトル開始直前の立ち絵の表情と進化時のモーションが、実際に実装されたリーダースキンとは異なるものとなっている。
ストーリー版はストーリーの展開に合わせて怒ったような表情で登場し、進化時モーションは拳に力を込めるようなシンプルなモーションだったが、プレイヤーが使えるリーダースキンとして登場した際は、ファースト・ワンをイメージした進化時モーションとなっており、演出が強化された。