概要
大乱の起きた砂漠のキャラバンで姉・ニキと暮らしていた引っ込み思案な少女。
キャラバンの民たちがレグナント王国の騎士団を大乱の原因として憎み、自身もそれに同調して出会った第9小隊を避けている。
名前が長いこともあり、他の人物からはモルディと呼ばれることが多い。
「…盛る。」
臆病で後ろ向きでマイペースな人物。それは口癖にも表れており、何かと「盛る(もる)」と言う。
この「盛る・盛らない」は「YES・NO」の意味で主に用いられているが、それ以外の感情表現や「する・しない」といった動作として広義的に多用される。
故に彼女の言葉は初対面や顔見知り程度の関係性の人々にとっては理解に時間を要する。
因みにたまに「溢れる(あふれる)」。
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ストーリー後半のネタバレ
「アルト… ここから、連れ出して」
プロフィール
所属 | 砂漠のキャラバン カジャル |
---|---|
出身 | 砂の街 カシミスタン |
年齢 | 16歳 |
クラス | 土の魔女 |
趣味 | 土での創作活動 |
好きなもの | 寝ること |
苦手なもの | 会話、外出、水泳 |
CV,歌 | 新田恵海 |
その正体は土の魔女であり、土の魔女として振舞っていた姉のニキは本物の魔女であるモルディが作り出した土人形であった。
本編開始時よりも3年前に起きたカシミスタンの大乱によって母と姉を失った彼女は心を壊し、母から姉妹に託された土のクオリアをその身に宿す。
他の魔女と異なり、魔女となった時点で強い負の感情に苛まれていた彼女からはすぐに精神世界が形成され、それは大乱終結後の砂漠地帯の一部を飲み込んでしまった。
現実と入り混じったその精神世界の中で、彼女は砂から大乱前のカシミスタンの街を再現し、更にはキャラバンとその人々までも作り出した。
それから3年もの間、作り物の街で仮初めの肉体を得た姉(+傭兵1名)と共に暮らし続け、精神状態は大きな歪みを残しつつも幾分か改善されていった。
しかしニキが福音使徒に一矢報いるために自爆し果てた後、彼女の精神状態が急変。
表面上は姉の肉体を土で再び作り上げれば良いことなのだが、トラウマとなった大乱の絵図がフラッシュバックし、作り物の街が崩壊を始める。
最終的にアルトたちによって彼女は『調律』され、第9小隊の仲間として保護されることとなる。
ただ、この『調律』は不完全であり、精神世界は完全には消滅していなかったことが第10章で判明する。
何かと「盛る(もる)」と言い、土をこねるのが趣味。
そもそも土が好きらしく、戦闘中でも土塊と戯れる姿を見ることができる。
食べ物を「盛る」ことも好きで見かけに反して大食い。砂漠での食事が粗食であった反動なのかもしれない。
女性らしい感情は若干欠けており、お腹に肉がつくことには抵抗を覚えるが、自分の裸姿をアルトに見せることには殆ど抵抗がない。
最初の調律でも判明していたが、殻の中で閉じこもっていた自分自身を変えたいと心の中で思っている。
王都で暮らすようになった後、他の人よりも遅れていると思っている彼女は『リハビリ』に積極的になる。
その『リハビリ』で何度もアルトに迷惑をかけ、その度に閉じこもりそうにもなるが、『調律』によって自分を保てるようになっていく。
ユニットとして
魔女はメインストーリーに関わるため、出撃機会は多い。武器は銃。
罠を設置して敵の動きを制限するスキルや、味方を強化するスキルを覚えることから
自分以外に頑張ってもらおう、というスタイルが窺い知れる。
高い魔法攻撃力を生かした地属性魔法もゲームを通して有効。
なお、仲間になる前には戦闘で土人形を生み出していたが、味方になった後は使用できない。
余談
彼女の母はカシミスタンの領主であったため、大乱が起こる前の暮らしはどちらかといえば王族寄りだったと思われる。
彼女自身、町の人々の普通の生活への理解が乏しいことを語っており、それの遠因となっていると言える。
リゼットのクオリアに起きた異常に値するものは彼女のクオリアには起きていない。
特異で深刻な環境下にはあれど、3年という歳月はクオリアのパスの接続には十分だったようだ。