ユキ(P5T)
ゆき
はぐれないようにご注意を。さあこちらです!
CV.上田麗奈
ペルソナ5タクティカのヨシキキングダムに登場する協力者の一人。レギオン達に絡まれていたところを怪盗団達が割って入ってきて助けられる。内装が完全にルブランな茶屋の店主を務めており、ヨシキの『統治』の被害者を匿っている。実はヨシキの城から逃げてきた身で、ヨシキと戦う怪盗団とエル達に知人の呉服屋店主を通して変装するための服を提供する。統志郎の顔には見覚えがあるようだが・・・?
城に乗り込んだ怪盗団一行はユキからもともとヨシキと婚姻関係、つまり元正室だったことが明かされる。ヨシキの非道な行いに耐えられなくなり、運よく連れ出せたほんの数名を連れて城から逃げ出したそうだ。
詳しくはこちらも見てほしいのだが、そのことから一つ、導き出される答えがあった。ヨシキが統志郎の父であるのならば、そのヨシキの妻のユキは統志郎の母ということになる。現実世界の彼女は統志郎が幼いころに病死してしまったため、統志郎が母のことはあまりはっきりと覚えていなかった。病弱な上に父はめったに面会を許さなかったのでほとんど会えなかったらしい。
ある日統志郎は母を病院からこっそり連れ出して古いデパートの屋上遊園地に出かける作戦を思いつき、実行した。母はすごくうれしそうにしていたという。・・・だが、その幸せは長くは続かなかった。帰り道に母がいきなり倒れてしまったのである。統志郎はその後のことをよく覚えていない。
・・・後日、春日部ユキは帰らぬ人となった。
「観念するのは貴方ですよ、ヨシキ!」
途中で分かれていたユキはヨシキとの戦いで苦戦する怪盗団一行のもとにそういいながら駆けつけた。一緒に助太刀に来た革命軍の助けもあり、形勢逆転に成功する。だがヨシキは統志郎の心を揺さぶり、そのスキを突いてトドメを刺そうとする。
・・・その時だった。ユキが統志郎を庇い撃たれてしまった。焦る統志郎にユキは苦しみながらもあの時の記憶をよく思い出すよう促す。そしてユキはゆっくり話す。
「あなたが、勇気を出してくれたから・・・この国は変わることが出来た・・・」
「一緒に戦うことを、許してくれたから・・・こうしてまた、話すことが出来た・・・」
「だから、立ち上がったことを後悔しないで・・・誇りに思いなさい・・・」
・・・統志郎がもうあの時の勇気を後悔しないと約束した時、ユキは消えていってしまった。ここで後悔すればユキの想いを無駄にすることになる。キングダムの住民はもちろん、統志郎も前に進む意思を固めるのだった。