通称:ツインテール
人物
元々はペッツオーリ社の運営する服飾学校で天才と呼ばれていた少女。
ペッツオーリ社紳士服部門筆頭、フォンターナ統括の娘。家は代々ペッツオーリ家に仕え信任篤き忠義を貫いてきた服飾職人であり、その才能は家系に裏打ちされたもの。
14歳にして自分の「究極の型紙」を完成させた自他ともに認める仕立ての天才で、ペッツオーリ社の服飾学校の秘蔵っ子。それゆえに自らの技術に自信と誇りを持っていた。
ペッツオーリに自らを認めてもらうため、織部に勝負を挑むも、自らの培った技術への自信が慢心を生んた上で、他ならぬペッツオーリに「長年にわたって身につけた(間違った)自信と誇りのせいで無情かつ残酷な技術論に終始していて、客自身を見ていない」と手痛い指摘をうけて敗北を喫し、悠へのリターンマッチを目的にナポリまで追いかけてきて、度々敗北を重ねる中で知り合った友人達と共に、ジラソーレ社の一員となり、その技術を磨いている。ミラノ出身であるため、基本ナポリ乗りのジラソーレのメンバーにいじられることもある。
家庭では小心者(そのくせ浅はかな陰謀屋)の父とバイタリティあふれる(世界的ファッション雑誌のバリキャリ管理職編集者な)母に挟まれており、これまたこねくり回されている。
特に母親などは自身の仕事にかまけて放任主義も同然、子育ては夫に投げ出し状態であったため、その部分をラウラからひどく恨まれている。
父親は父親で自らが勤めているペッツオーリ社の乗っ取りを企んでおり(ちなみにそんな内心など社長のペッツオーリはバッチリお見通しで、それを踏まえた上で社長の手のひらで踊らされている)ラウラをそのための駒と考えているフシもあったりするが、それはそれで娘や彼女から続くであろう一族の繁栄を慮っての事であるため、愛情が無いわけでもなく(むしろ愛情ゆえの暴走だったりする。時代錯誤ではあるが)その分、パパっ娘の側面もある。(父の小心者ゆえの情けなさも目の当たりにしているため思春期・反抗期・ツンデレも手伝って父親への当たりは苛烈ではあるが)
ちなみに、子どもの頃は娘バカと化した父親の手によって、日本のアニメの「セーラーなんとか」のコスプレをさせられていたとか。(ツインテールはその名残でもある)
金髪で胸が大きく(Fカップ)スタイルも良い。
解りやすいツンデレ。織部悠の事が好きなのではないかと思わせる描写がある。
ちなみに初期には野心的でエネルギッシュな男性が好みだと発言しており「ペッツオーリ(自分の父親よりも年上)の嫁になる」と大真面目で言っていた。(まぁ、このあたりは父親に吹き込まれた野望が影響した部分もあるが)
なお、織部が諸事情で自ら店を離れる際には、留守の彼に代わり店主代行としてサルトの注文を捌く事がある。