概要
ラストショットとは、日本の宇宙科学研究所(ISAS)が2003年5月9日に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」が2010年6月13日に地球に帰還した際に撮影した最期の1枚のことである。
はやぶさは13日の午後10時2分に、地球から数千キロメートル離れた場所からこれを撮影、同28分に地球の裏側に入ったため通信が途絶、下側の灰色の部分は画像データが送信されなかったことを示している。
写真はカプセルを放出後、機体の底面にあるカメラを地球に向けるべく180度向きを変えた後に撮影された。長距離航行用のイオンエンジンの推進剤を直接噴出して、機体を回転させるという、イトカワから離陸後に行った離れ業を再び行ったのである。
はやぶさにとって、7年がかりでたどり着いた故郷である地球を、最期の瞬間に撮影したということで、はやぶさの大気圏再突入時の写真と共に有名になった。
「ラストショット」の名は、各報道機関がこのような名前で報じたため、有名になった。
pixivにおいて
ラストショットで写っている地球単独の絵と、はやぶさの大気圏再突入時の絵を組み合わせたものがある。