ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

「おつかい」編集

「はやぶささん、ちょっとイトカワまでいってサンプル取ってきて」


書けば一行であるが。

距離にして往復60億km先の小惑星まで(この時点では惑星探査実績のない)日本の探査機が行って来ると言う時点でそのへんの「はじめてのおつかい」とはまるでレベルが違う事態である。


2003年に打ち上げられた「はやぶさ」は2005年に目的地のイトカワに到達したがサンプル取得時に問題が発生したため「おつかいに成功したかどうか」は帰ってきてみないとわからないことになった。


さらに帰り道で幾度もトラブルに見舞われ、当初の予定より3年遅れで2010年6月に「はやぶさ」は地球軌道まで戻ってきた。サンプルが入っている(かもしれない)カプセルオーストラリア中部の砂漠地帯に落下。日本へ持ち帰り確認した結果、同年11月16日までに約1,500個のイトカワ由来の微粒子が入っていたことが判明。


「史上最大のおつかい」の成功が確認された瞬間であった。


「おつかい」成功で見逃されがちだが編集

実ははやぶさは世界で初めて月以外の地球外天体へ行って、さらに地球へ帰還した探査機でもあったりする。

何が凄いのか分かりづらいかも知れないが、ついに月より遠くの天体も射程に入れた大きい一歩と言えるかも知れない。


ちなみに、誤解が無いように追記すると、「『天体へ着陸して』直接採取したこと」こそはやぶさが世界で初めて成した偉業である。

宇宙区間に散らばるチリを採取する形のサンプル採取・リターン自体は、はやぶさより前になされていた。



その他にも電気推進エンジン3台同時運転や1000時間以上の稼働、電気推進による地球スイングバイなど、数々の世界初となる偉業を成し遂げた探査機でもある。





関連タグ編集

おつかい

探査機 宇宙探査機 はやぶさ(探査機)

ラストショット

関連記事

親記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 26867

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました