概要
1990年から2017年まで、福岡県北九州市にあったテーマパーク『スペースワールド』のメインマスコットキャラクターである。スペースワールド内では、彼がスーパースターであると設定されている。作者は松下進氏。誕生日は11月3日。
ラビット族の男の子。スペース・アドマイヤー(宇宙を愛する冒険者)。サニー・サイド・アップ星出身。最終学歴はエッグズ・ベネディクト・カレッジ。正義感が強く、元気で好奇心旺盛な性格。人一倍の優しさも兼ね備えている。危険が近づくとクシャミが出て止まらなくなる。
特技として、金属や鉱物類とコミュニケーションをとることができる。「ハロー」と挨拶をすると、誰とでも友達になれる。握手をした人を幸せな気持ちにすることができる。
趣味は「まだ発見されていない星を見つけて自分の名前をつけること」と「流れ星と競走すること」、そして「人をしあわせにすること」の3つ。
必殺技として、耳をピンと立てるとかなり遠くの音までも聞くことができる「ラビット・アンテナ」と、本気に怒ったときにだけ放つ強力なパンチ「ラッキー・パンチ」がある(上記イラスト参照)。
ラッキーパンチについては、スペースワールドの絵本『ラッキー・ラビットの大冒険』でバロン・バーロックに。2012年8月に行われた『ウルトラセブン45周年ラッキー花火ファンタジー』のショーでガッツ星人にそれぞれ喰らわせた。
作者の松下氏はラッキー製作にあたり、「宇宙がモチーフのテーマパークを作るのであれば、宇宙のお伽話を参考にしようと考えた。メインキャラクターの動物をうさぎにしたのは、月にはうさぎにいるという日本古来のお伽話からヒントを得て、そこからラッキー達を創り上げた。」と語っている。
なお、ラッキーという名前は、スペースワールド開園前に一般公募で選ばれたものである。
スペワ閉園から6年ぶりの復活へ
2017年12月末スペースワールド閉園後、スペースワールド星に引っ越して宇宙に帰ったという設定を付け加えられ表舞台からも姿を消した。しかしファンがオリジナルで制作した着ぐるみのコスプレをしたり、松下氏が手掛ける雑誌の表紙に客演するなど、人気の高いキャラクターであり復活を呼びかける声も多かった。版権(運営会社はスペワ閉園後全てのキャラクターの運営権利を放棄)をクリアして、2023年5月24日から6月31日まで、クラウドファンディングを実施。見事目標金額を達成し、2023年8月6日に北九州最大の夏祭りである『わっしょい百万夏祭り』にてヴィッキー共々復活し再び地球で活動を行うことが出来るようになった。スペワが閉園して6年後の事である。今後は北九州市を拠点として、グリーティング活動を行う予定。