概要
1950年2月6日東京都中野区生まれ。幼少の頃から絵を描くのが好きで、高校卒業後デザイン会社にてイラストの基礎と独学でスプレーアート基礎を習得。1973年に独立しデビュー。エアブラシを使ったアメコミ調の画風が特徴。イラストおよびキャラクター製作・著作権管理とアトリエ運営を行う株式会社ススム・マツシタ・エンタープライズおよび株式会社ススム・マツシタ・カンパニーの代表取締役でもある。ニューヨークソサエティ・オブ・イラストレーター会員。
数多くのマスコットキャラクターを手がけていることから、「キャラクターの父」とも評されている。
名前は知らなくても、「『ファミ通』の表紙を描いている人」といえば、「ああ、あの絵を描いてる人か」と思うだろう。
ネッキーの他、オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)の球団マスコットのネッピーとリプシー、ガンバ大阪のマスコット、ガンバボーイ、スペースワールドのラッキー・ラビットなどがある。妻は、歌手のナオミ・グレース。
主な作品
1979年5月に集英社より創刊。自身初のオリジナルキャラクターデザインでもある、Mac Bearと後任のBuddy Bearを手掛けた。
1986年から1992年まで、TBS系列で放送されたバラエティ番組。オープニングアニメーションの加藤茶、志村けんをはじめとしたキャラクターを担当。これ以外にもさまざまな番組にて、オープニングアニメーションのキャラクターデザインを手がける事がある。
ファミ通(旧・ファミコン通信)
ネッキー:狐のキャラクター。「ファミコン」の「コン」から狐となった。名前は「キツネ」の逆読みから。
ネッピー:球団名が「オリックス・ブルーウェーブ」に変わった1991年より登場。2010年に引退し、バファローブルに後を託すが、人気が高く球団イベントで復活する事があり、ブルベル共に共演する事がある。弟に後述するガンバ大阪のガンバボーイがいる。
リプシー:1999年より登場。ネッピーと共に2010年に引退。後任はバファローベル。ネッピーと同様、球団イベントで復活する事があり、ブルベル共に共演する事がある。
ガンバボーイ:1992年に登場。設定はネッピーの弟であり「兄さん」と呼んでいる。
NHK教育テレビで放送されている幼児向け英語番組。1990年度から1994年度までの5年間、登場キャラクターのデザインを担当した。
1995年にテレビ東京系列で放送されたCGアニメ作品。「アニメ缶」というタイトルで『ぼのぼの』と2本立てであった。放送後、何度も再放送が行われたぼのぼのの影に隠れてしまったが、全篇CGでのフルアニメーションの作品では日本で最初である。
1990年から2017年まで福岡県北九州市にあった宇宙をモチーフにしたテーマパーク。閉園後もキャラクターの人気が高く、2023年にクラウドファンディングが行われ、メインマスコットのラッキーとヴィッキー(画像参照)が復活した。
カプコンから販売されたプレイステーション2用ソフト。以降全シリーズのパッケージイラストを担当。
高橋名人の冒険島シリーズ
ハドソンから販売されたファミリーコンピュータ用ソフト。以降全シリーズのパッケージイラストを担当。
1994年にアスキー発売されたスーパーファミコン用ソフトのロールプレイングゲーム。
ダービースタリオンシリーズ
ファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された「ベスト競馬・ダービースタリオン」から「ダービースタリオン96」までのパッケージイラストを担当。最新作のデザインも担当している。
初期のSCEを代表するレースゲーム。「2」までのパッケージデザインを担当。
クロスワードメイト、デラックスクロスワード
マガジン・マガジン出版のクロスワードパズル雑誌。クロスワードメイトではマスコットのCrossword Clownをデザインした。また、ラッキー・ラビットをはじめとした、これまで松下が手掛けたキャラクターが客演した表紙も手掛けた。
Smiley(スマイリー)
2022年に新しく発表したキャラクター。主にグリーティングイベントを中心に全国活動をしている。