概要
アレファルドがエラーナ(ラナ)を追い出す原因となった平民出身の少女。
アレファルド、ラナ、フランたちとは青竜アルセジオスの貴族学園における同級生でもある。
原典『守護竜様の愛し子』の正ヒロインで、原典タイトルの通り「守護竜(様)の愛し子」という能力による「聖なる輝き」を持つ。
平民出身なのに貴族学校に入っていた理由は、まさにそこにあり、将来的にはアルセジオスの保持する「守護竜の愛し子」として国際社会(外交面)で(いわゆるシンボルとして)活躍する働きを期待されていたため。
容姿
「聖なる輝き」を宿す能力(権能)の証として金色の瞳を持ち、髪も金髪のロングヘア。
清楚で愛らしい容姿を持つが、その実は活発で血色よろしい健康優良児。
人物
その能力と美少女っぷりから、アレファルドを筆頭に、国の重鎮の息子たち(まぁ、原典に言うところの攻略対象たち)すらも篭絡されており、彼らはリファナに貢ぐためにやりたい放題を重ねつつ在学中にはユーフランにも無茶振りをやらかしていたため、かなりの傾城要素を持ち合わせている。
が、のち(第5部/第5巻)の登場によって、これらの所業の全てが無自覚なやらかしである事が明らかにされた。
エラーナと再会した際には即、懐きエラーナを戦慄させている。そして正真正銘の脳内お花畑娘かつド天然ものの傾城娘である事が明らかにされた。
基本的に(時に相手の理解を超えて恐怖すら感じさせるレベルの)超絶ポジティブでありアクティビティ(行動力)に溢れている"ヒロインらしい"人物なのだが、それゆえに単純単細胞かつ脳筋思考が見え隠れしており、本来ならきちんと取らねばならない手続きや段取りを数段飛ばし、傍目には唐突に行動している(ように見える)部分がある。
そのため"貴族社会"に対する無知ゆえの問題行動も多いのだが「守護竜の愛し子」であるがゆえに、誰もそれを問題視および指摘できない(リファナの機嫌を下手に損ねる事は、その力を欲する守護竜の機嫌を損ねる事に直結するため、彼女の機嫌ひとつでアルセジオス国が滅ぶ事すらありうる)ので、基本的に腫れ物扱いされており、何も解らない中で頼れる人が何も教えてくれないアレファルドとその側近(通称:4バカ/色ボケカルテット)しかいない、という結構ヤバい事になっている。
本来なら王妃(王配)教育を受けねばならない立場なのだが、誰もこんな厄介な爆弾に等しい人物の教育をやりたがらなかったために、その意味でも途方にくれている。
あと両親や親戚はリファナを王家に渡した報償金を渡された途端、彼女と縁を切ってトンズラしたらしい。
Web版では4バカに籠の虜にされてしまい、密かに途方に暮れていた。しかし再会時に4バカを叱りつけるエラーナに即座に憧れ、さらには「これは本来アンタのやるべき事でしょう!」と叱咤された事に涙を流して感激。エラーナに「弟子にしてください!」と直訴した(もちろんエラーナはドン引いた)。
なお王妃教育に関してはアレファルドの尽力でなんとか受けられるようになっている。状況を知って「これはガチで世界がヤベぇ」と見かねたエラーナの口利きと手配で。
書籍版では第5巻から本格登場。アレファルドからエラーナのネガティブ評価を吹き込まれていたが全く信じておらず、ずっとエラーナと話し合いをしたいと願っていた事が明かされた。またティムの所業に対してお前が言うなクラスの大激怒を発し、エラーナと共にティムをハメる作戦にノリノリで参加した。