概要
ドゥルトーニル辺境伯とは『追放悪役令嬢の旦那様』のキャラクター。
緑竜セルジジオスの辺境伯のひとり。威厳と厳格がありまくるツンデレのオッサン。
ユーフラン、クールガンとは遠縁の親戚にあたり、二人(およびその兄弟。のちにラナも含む)からは「ドゥルトーニルのおじさま」と呼ばれている。
経歴
カールレートの父で、ドゥルトーニル家の現当主。
意外と迷信深い(というか辺境伯として領主でもあるので迷信でも現状として民にある程度認識があるなら、そこにはどうしても配慮せねばならない立場である)。
エクシの町の町長である、大工のクーロンとは謎の師弟関係(ドゥルトーニル伯の方が師匠)にあり、二人して感情が昂ると挨拶がわりの取っ組み合いを始めてしまうほどの仲。
人物
常に大声で怒っているように見えるが、実はそれは相手を本気で心配しまくってくれているがゆえの事。人をボロクソに扱き下ろすが、よくよく聞けば言っている事は普通。基本的に情には厚い人でレグルスから孤児たちの事を聞かされた時は、子どもたちのために怒り、本気で嘆き、涙した。そのため初めて接する人には誤解されやすいが、慣れれば本音が見えて親しみも沸く人、らしい。(ある意味では初対面で損に見られる面倒くさい人) なお緑竜セルジジオスでの「瞳や髪でゲンを担ぐ」文化のためユーフランには少し冷たい(ように見える)。
例えばユーフランに対する「お前の赤い髪はけしからん! 緑(山野)を尊び炎(山火事)を忌む、わが国では不吉の色だ! 本来ならウチに近づくこともまかりならんわ!」という暴言は「この国では赤い髪は不吉の色だから、お前が差別されないか心配だ。親戚だから我が家にも来てくれることは嬉しいが、来る時や帰る時には変な奴に絡まれぬよう、どうかくれぐれも気を付けておくれ」という内容として翻訳(理解)する形になる。