アレファルド
あれふぁるど
エラーナを国から追い出した青竜アルセジオスの王太子で、本作屈指の色ボケ(攻略対象)の一人。
リファナと呼ばれる、金の瞳を持つ平民出身の少女と恋に落ちたことで、エラーナを国外に追放した。
なおフルネームは、アレファルド・アルセジオス(この世界の王族は自らが治めている国の名を姓に置く)となる。
アルセジオスで、たったひとりだけの王太子で、次期国王である。一人っ子であったためか、かなりワガママ放題に、かつ継王教育の内容を曲解しまくったあげくド傲慢に育ってしまった正真正銘のバカ王子。
そのあまりといえばあまりのアレっぷりに、物語が進むにつれ、ユーフランからはアホファルドと、またのちにユーフランに代わる部下となったクールガン(9歳)からは常々、私怨と罵倒交じりに無能とまで呼ばれるようになる。
しかし、曲がりなりにも臣下だと思っていた(ゆえに無茶振りをしまくっていた)ユーフランが自分の下を離れた事にショックを受け、のちに自らの身を省みるようになるとともに、父王からの命を燃やすが如き最期の教育を受け、さらには自らの下を離れたユーフランの活躍も刺激になり「少しずつ」「ちょっとだけ」マシになっていき、クールガンの無能呼ばわりや喧嘩腰も「(自らの未熟や過去の過ちを自覚するために)それくらいの悪態を吐かれないと気合が入らない」と、あえて受け入れる器の成長ぶりを見せていく。
結果、10代男児から養豚場の豚を見るような目を向けられながら常識を諭されつつ罵倒される20代男児というザマを披露するハメになっている。
のちに、青竜アルセジオスの正式な国王となる。Web版では先王(アレファルドの父)がガチで崩御してしまいソレをきっかけとして辛うじて大覚醒(王家の竜石眼の覚醒と守護竜との本契約の完遂)した。
一方、書籍版では先王の崩御報は陰謀を暴くための死ぬ死ぬ詐欺になったために父は未だに半隠居ながらも存命しており、アレファルドの覚醒も、ほぼ無かった事になっている(竜石眼は覚醒したが事実上の仮免状態)上、父王のスパルタな無茶振りも続いているのでWeb版以上に苦労(今までのツケ払い)を背負い込まされる羽目になっている。しかも父王はアレファルドに譲位した事で思いっきりはっちゃけて青春を取り戻さんとイロイロやらかすようになったので、アレファルドはその意味でも苦労するようになってしまった(まぁソレもアレファルドのツケ払いのひとつだが)。