概要
緑竜セルジジオスの第一王女。濃緑色の髪に翡翠色の瞳を持つ12歳のお姫さま。
妹が三人おり、四女(三番目の末妹)のロザリアは黒竜ブラクジリオスの王太子であるトワイライト(トワイライト・ブラクジリオス)の婚約者。
人物
しっかり者ではあるものの好奇心旺盛な姫様。その立場に相応しい聡明さの持ち主でもあり、すでに王より執政の一部(王都近郊の農政事業)を経験を積ませる意図のもと試験的にではあるが任されている。
また緑竜セルジジオスには現時点で男児の誕生が無いため次期女王としても嘱望されている。
ちなみに冷え性。そのため紫竜ディバルディオスに赴いた際、錬金道具のひとつとして開発されていたこたつに感激しており、フランとラナに「これを竜石道具で再現できないか」と持ちかけている(もちろんラナは二つ返事で引き受けている)。
劇中の動向
エクシの町で話題になった新しいアクセサリーや魔法道具や料理などに興味を持ち、それを扱っている商人や開発者に会いたいとレグルスとユーフランたちを王城に招待した。
しかし時を同じくして青竜アルセジオス王太子アレファルドの訪問が重なった上、その訪問が当初予定されていたスケジュールを大きく逸脱したものであった(あと黒竜ブラクジリオスのトワ王子の来訪も重なった。こちらはきちんと予定どおりに来たもの)ため、王城はパニックに陥れられていた。その困りぶりを目の当たりにしてしまったユーフランとエラーナ(特にエラーナ)は、その元凶となった色バカ共にキレる事に。
実は「貴族時代」(アレファルドの外交折衝担当者時代)の(おそらくはちょっとすれ違うか見かけた程度であるはずの)ユーフランの事をしっかりと覚えていた。その事実に、ユーフランはロザリー姫の「王族としての」優秀さを感じ入り驚愕する。そしてユーフランとエラーナが国民権の請求中である事に思い至り、その後押しをする代わりに自らを助けてほしいとちゃっかり要求した。
ユーフランとエラーナのおかげで窮地を脱する事に成功した後は、二人(特にエラーナ)と友誼を結ぶ。さらにはビジネスパートナーとして二人(と、ひいてはレグルス)を支援する事となる。