概要
『追放悪役令嬢の旦那様』に登場する国家のひとつ。胴大陸最北にある国。また同時に同国を守護する守護竜の名でもある。
錬金術(錬金科学・錬金機械工学)や医学に長けて発展を続けてきた「知恵の国」。知恵を国の根幹としているため、この世界ではもっとも男女平等が浸透している合理の国。
一方で守護竜の力を全て錬金術に消費するため竜力道具が使えない弊害がある。
住人のほとんどは黒髪で瞳の色も濃い者が多い。そして何よりも米食文化や和服(特に着物)文化があり全体的に和風。ただし、人の名前などは洋風となっている。
あと表だってでこそないが、実は王侯貴族の間では決闘文化が現役(いわゆる「拳で白黒つけようぜ」と「タイマン張ったらダチ」)という、かなり脳筋な側面がある。
外交上の大問題点
王家とは別に「聖なる輝き」を持つ者ティム・ルコーが、その性質によってハーレムを作っていたりする。このハーレム、各国からティムが様々な手練手管で美女を集めており、集められた女性たちの中には「他国の貴族の婚約者を『愛し子』の権能で脅迫・懐柔・篭絡して奪い取ってきた」などというケースもあるため、国にとっては(外交的に)悩みのタネでもあり、実際、国際問題になりかけている。
守護竜ディバルディオス
生温い
生温い。生温いぞ、シャレオーン。
聖なる輝きを持つ者であろうとも、慈愛の心を育むことのできなかったでき損ないに、そこまでの慈悲など与える必要はない
守護竜の中でも最も義と礼に厳しいと言われている竜。
そのため本作に、この国が登場した時にはティムの行状と取り巻きによる彼への甘やかし、それに強く出られない王家の弱腰ぶりから、国中にディバルディオスの怒気が蔓延しており、ぶっちゃけ秘密裏に滅亡へのカウントダウンが始まっていた。
しかし事態を憂慮していたディバルディオス国王、シャレオーン・ディバルディオスの足掻きが影響して、アレファルドを筆頭にフランとラナとファーラ、リファナとクールガンが、この国を訪れた事で(特にティムと同じ「守護竜の愛し子」であるファーラとリファナが、ティムの行状に激怒したために)ティムの権能剥奪が起こった事で彼らの前に姿を現し「守護竜の愛し子」の真実の一端を語った。
その他
同作者作品である『今日もわたしは元気ですぅ!!(キレ気味)』の世界観に文化的な意味で雰囲気が近い。
関連タグ
青竜アルセジオス 緑竜セルジジオス 黒竜ブラクジリオス 黄竜メシレジンス 赤竜三島ヘルディオス