演:しいなえいひ
概要
東京警察株式会社(民営化された警察)のエンジニアハンターであり、治安維持のためにエンジニア狩りに専念している。
武器は日本刀がメインであるが、序盤ではエンジニアから奪ったチェーンソーも使用していた。
(東京警察株式会社全体にも言える事であるが)冷酷無比な正義感の持ち主でエンジニアや犯罪者に対しては情け容赦ないが、後述の理由で孤児となった自分を凄腕のハンターとして育ててくれた署長を実の親のように慕っている。
父親も警察官であり、警察民営化反対運動の中心人物でルカや民衆からは尊敬されていたが、一方では妻との関係が冷えきって家庭崩壊寸前の状態であった。
幼い頃に父親が反対運動の最中に何者かに暗殺されて孤児となり、署長に引き取られて現在に至る。
※以下終盤のネタバレ
本編後半では、人間を次々とエンジニアへと改造している張本人であるキーマンと対峙。
その過程で皮肉にもキーマンの手によってルカ自身がエンジニアと化してしまう。
顔の右半分が腫瘍のような肌と赤い目に変化し、左手が肉食獣のような頭部へと変異する等、(ワニ女と比べれば)人間の姿を保ちながらも怪物じみた人外へと変貌していた。
更にはキーマンの口から「父親の暗殺を計画したのは署長」という真相を聞かされた。
その後、署長を筆頭とした東京警察株式会社がエンジニア殲滅のための魔女狩りで罪の無い市民達を虐殺するという愚行を目の当たりにし、人間でありながらもエンジニアと大差無い殺人鬼に成り果てた署長達に対する反抗を決意。
刺客達を次々と蹴散らし、父親の仇である署長と対峙。
当の署長は民営化の邪魔になったルカの父親を暗殺した事に対しては罪悪感どころか、己の悪事を棚に上げた自己弁護でルカを悪魔呼ばわりする始末であった。
死闘の末に日本刀で署長をバラバラに斬り裂いて勝利を収めた。
エンディングでは、相棒となった犬女(刺客の1人)を連れているシーンを最後に幕を閉じているが、キーマンと一部のエンジニアが生き残っており、黒幕こそは倒されたものの根本的な問題は何も解決しておらず、信じていたものに裏切られたルカの戦いがこれからも続く事が示唆されている。