概要
中央競馬で初の無敗クラシック三冠馬となった『皇帝』シンボリルドルフの主戦騎手を務めた岡部幸雄の著書。ルドルフが引退した1986年に池田書店より発売された。
内容は自伝的なものだが、特にタイトル通りシンボリルドルフについての回想が多い模様。岡部氏がルドルフから一体何を学んだかを始め、ルドルフのGⅠ4勝目である1984年有馬記念、ルドルフ最後のレースとなった1986年サンルイレイステークスにも触れられている。
「スキンシップは手のひらでする」「最高級のベルベットに触れたように、その表面はやさしかった。」など表現が妙に生々しく、怪文書とも呼ばれる。
特にシンボリルドルフをモチーフとしたキャラが登場するウマ娘プリティーダービーのサービスイン後はウマ娘ファンの間でも知名度が上がり、マーケットでプレミア価格がついたり、公共図書館に収蔵されている本書が常に貸し出し中になったりと静かなブームが起きた。