概要
『SHADOW TOWER』とその続編『SHADOW TOWER ABYSS』に登場するクリーチャー。
シリーズを代表するヒロインと呼べる存在。
両作品で設定は多少異なるが、二本角を生やした美女の姿で、レオタード状の衣装を身に纏っている点。戦闘時は手にした大鎌と魔法を使用し、作中最強レベルの戦闘能力を持つ点。基本的には友好的な存在であり、こちらから攻撃しなければ襲ってこない点は共通している。
SHADOW TOWER
ゲーム序盤の「地属界・腐養窟」で初登場、種族は「闘鬼」。
小人のような地属「デフロン=ギガース」によって魂を封印されて木人形のような姿になっており、主人公(ルース)に助けを求めてくる。続く「毒床窟」に彼女の肉体が封じられた棺がある為、デフロンを殺害してドロップする「妖精の棺」を使用することで救出できる。報酬として炎魔法の指輪(序盤では貴重な遠距離攻撃手段)を貰えるので、助ける意義は大きい。
その後、ゲーム後半の「奇獣界・喚鳴境」で会話できるほか、終盤の「邪死界・飢渇層」で会話イベントを終えると主人公にソウルポットを渡して去っていく。初登場時は人間が嫌いだと評していたが、「そろそろ私と闘わないのか?」と冗談を言ったり、主人公が王冠に呼ばれた存在である事を信じて助力するなど、彼の事は気に入っているような素振りを見せる。
攻撃して倒すことも出来るが、かなりの強さを誇るうえに倒してもソウルポイント(敵撃破時に得られる経験値、敵ごとに定められた特定のステータスが上昇する)が得られない。一方、会話イベント完了時に貰えるソウルポットはソウルポイントを53ポイントも自由に割り振れるので、クリーチャー撃破100%のやりこみを目指していない限り、戦うメリットは無い。
SHADOW TOWER ABYSS
本作でもやはり序盤の「蒼光の域」で初登場。
先のMAPに進む為の鍵をくれるほか、他のMAPでも度々現れて情報やアイテムをくれる。
また、ラスボスの「オーブ」はルルフォンの偽物「ネガ・ルルフォン」を召喚して襲わせてくる。ネガ・ルルフォン出現中はオーブが無敵化するが、倒すと無敵化が解除されるのでその隙に攻撃することになる。エンディングでは主人公が元の世界に戻っていく中、人間の姿になった(擬態した)ルルフォンがそれを見守っているという謎めいた結末となる。
また、本物とも戦うことが可能。戦闘能力は上記のネガ・ルルフォンを上回るが、撃破すると「バイナーウェーン」という指輪をドロップする。これは魔法を使えない代わりに全能力が大幅に増加し、更に状態異常を無効化するという強力な特性を持つ。