概要
本作屈指の強さを誇る女性。基本的に生身での戦闘において他のクラスより高い戦闘能力を発揮するソルジャーというクラスが存在するが、彼女の場合は得意分野が生身ではなく戦車の扱いに長けているハンターでありながら、ソルジャー顔負けというか、そういう範疇に収まらないほど常軌を逸した戦闘能力を持っており、戦車だろうとお構いなしに破壊するほどの強さから「タンクバスター」の異名を持っている。
対戦車ライフル「Pzb39・改」を持っているほか、背中には「超高速振動剣」を背負っており、遠近共に圧倒的な強さを有す。
駆け出しの主人公に冒険の基礎を教えてくれるなど面倒見のいい一面を見せる。また、過去に戦車によって大切なものを奪われたらしく、生身で戦車を破壊できる強さを追い求めたのはそれが動機のようだ。
豪快かつ「うっかり」な性格でもあり、ともすれば主人公の片腕を切り飛ばしてしまう。
メタルマックスシリーズのレッドウルフを強くリスペクトしたキャラクターではあるが、
「うっかり」なところを含めた様々な事情から評価も微妙で、ユーザーからは「うどん女」呼ばわりをされることも。
荒野の方舟
ソーシャルゲーム『メタルサーガ~荒野の方舟~』にも登場。
第一章時点では「フードを被った女」として正体を隠している。アラド遺跡で主人公たちを監視する素振りを見せたかと思えば、ランドシップの酒場で再登場。
ランドシップ襲撃に対しても、積極的に協力する気は見せない割に本当に危険になった時は助けに入るなど、その行動には謎が多い。
記憶喪失の少女エリシアが持つ力に関心を見せている。
第二章でようやくその正体を現す。
ランドシップ酒場のマスターとは同じ軍の部隊に所属していた時代の仲間。彼女の名前は、部隊で呼ばれるコードネームに動物が入るという法則からだということが明らかになる。
彼女のサイバーウェアをメンテナンスしていたグレイ博士が数年前に行方不明となり、その代わりとしてグレイ博士の元弟子であるランドシップのドクターにメンテナンスを依頼しに訪れていた。
エリシアを守るのにふさわしいかどうか見極めるため、主人公たちに試練を課す。
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以降、ネタバレが含まれます。
ネタバレ
生身で戦車を悠々破壊できる彼女が普通の人間であるはずもなく、改造を受けているうえ、外見年齢に反して80年近く生きているらしい。大破壊前の超技術サイバーウェアの研究者であるホーライのマリリン・グレイ博士の元に頻繁に訪れているなど伏線はあった。
そしてもうひとつの一面は、赤い悪魔として300,000Gの賞金を懸けられている本作最強の賞金首でもあった。
どのような経緯で賞金首に指定されたかは明確にはわかっていないが、自分で賞金首になった説もある(一応、同作品の公式資料集のスタッフインタビューによると、「戦車によって自身の全てを奪われた為、この世の戦車全てを破壊しようとしている」のが、賞金首になった一因と匂わされている)。
戦闘となる場所は、なんと他でもなく主人公が旅立つきっかけとなった最初の町ジャンクヤードであった。一定条件を満たすことで彼女とタイマンで戦うことに。「最強のハンターと最強の賞金首」という対戦カードで戦うことを本人も望んでいたフシがある。
また、このやりとりからわかるように、戦えるのは主人公だけ。他のメンバーで挑むことは出来ない。
戦闘前の選択肢に4択があるものの、躊躇するような軟弱は瞬殺あるのみ。少なくとも「ここで戦う意思」は必要である。どう考えても生身で挑んでよい相手ではないし、本人も戦車で向かってくることを一切咎めない。
この戦いは一発勝負。負けたり逃げたり機会を逃したらそこまで。入念なレベル上げに加え、全てを出し切るだけの戦車の準備は絶対に怠らない事。
行動パターンが完全に固定になっている点も含めて、その体はもはや大部分が機械化されているのではないかとの声も。
なお、『荒野の方舟』においては、『砂塵の鎖』の時代と異なり既に賞金首ではなくなっているらしい。