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レフ・ヴァウェンサ

れふうぁうぇんさあるいはわれさ

ポーランド民主化運動を指導した労働者。後にポーランド大統領になる。
目次 [非表示]

ヴァウェンサ」は原語での発音に基づいたカタカナ転写で、比較的新しい表記法。日本では「ワレサ」という表記が多く用いられているが、これはポーランド語アルファベットに対する誤解から生じたものである。

概要編集

1980ポーランド民主化運動組織の連帯を指導した労働者。89ポーランド民主化を実現し、90大統領に選出された。


ワレサは自らも「本を読んだことがない」という学歴のない電気工であった。グダニスク造船所で働きながら、労働者の間で指導者として頭角を現し、80年7月に始まったストライキを指導し、9月には「連帯」を組織して政府と渡り合った。


ポーランド民主化の端緒となり、さらに東欧全体の民主化の先駆的な働きをした。81ヤルゼルスキ政権による戒厳令によって弾圧されたが、83ノーベル平和賞受賞。89民主化運動の高まりの中で連帯運動の象徴的人物として復活する。イギリスの首相・鉄の女サッチャーと対をなしていた。


敬虔なカトリック教徒で、信仰の象徴・黒のマドンナのバッジをいつも胸につけていた。しかしワレサについては「発言がころころ変わる定見のない人物」「権力欲だけの男」と非難も多い。現在人気はだいぶ落ちてしまっている。2016共産党員疑惑が浮上した。


関連作品編集

  • 映画『ワレサ/連帯の男』

関連タグ編集

ポーランド/民主主義

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