概要
ロジャー・ユージーン・マリス(Roger Eugene Maris, 1934年9月10日 - 1985年12月14日)。
1961年、それまでベーブ・ルースが34年間保持してきた年間最多本塁打記録を破ったことで知られる。2022年にアーロン・ジャッジに抜かれるまで61年間ア・リーグシーズン最多本塁打記録保持者だった。
1957年にクリーブランド・インディアンスでメジャーデビュー。
1959年、12月、7人もの選手とのトレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍。
1961年、アメリカンリーグは新規球団の加盟を認可し、それまでの8球団から10球団に増えた。これにより結果的にリーグ全体の投手の質は低下し、ヤンキースの本塁打数は記録的なペースで積み上げられていった。結果的にマリスは、61本のHRを打ち、それまでベーブ・ルースが34年間保持してきた年間最多本塁打記録を破った。
1968年8月7日にこのシーズン限りで引退することを表明した。
通算成績:1463試合、5846打席、1325安打、275HR、850打点。
古巣ヤンキースは1984年7月21日にマリスのヤンキース在籍時の背番号『9』を永久欠番に指定し、ヤンキー・スタジアム左翼スタンド後方にあるモニュメント・パークにマリスの業績を称えるレリーフを設置した。
チーム歴
クリーブランド・インディアンス (1957 - 1958)
カンザスシティ・アスレチックス (1958 - 1959)
ニューヨーク・ヤンキース (1960 - 1966)
セントルイス・カージナルス (1967 - 1968)