概要
作中世界に現存する11体のマキナの内の一体。ファクターは沢渡拓郎。
本来の名前は忘れ去られてしまっており、「ロストバレル」という名前も、「ラインバレルに酷似した謎の機体」という意味合いで加藤機関が名付けたものである。
他のマキナ同様自己の意思のようなものを有した電脳を備えており、ナノマシンによる自己修復機能も存在するなど、他の兵器とは一線を画す性能を有している。
全11体のマキナの中でも最初に開発された世界初の大型マキナとされ、他の10体は全てこの機体を大元のベースにして造られたとされている。
特にラインバレルは本機の設計を色濃く受け継いだ同型機とも言える存在であり、ラインバレル同様に人型マキナの中では完全な単独飛行が可能で、容姿や武装にも共通点が見られる。
ただし、基本スペックこそラインバレルと同等ではあるものの、修復力や攻撃力は平均的なマキナの域を出るものではなく、オーバーライドも使用不可と総合力は数段劣る。
しかし、大元の試作機故か他の機体にはない特徴も数多く備えており、一部スペックではフルスペック状態のラインバレルをも凌ぐ他、エグゼキューターの原型になったと思しき武装も備えている。
アニメ版には登場せず、原作漫画版のみの登場。
シャングリラの第三艦橋にファクター不在のままずっと死蔵されていたが、沢渡が石神の策略で加藤機関を離反する際にファクターに選ばれ、強奪された。
武装
ビームソード
両脇に搭載されたロストバレル唯一の武装。上述の通りラインバレルの「エグゼキューター」のベースになった武装と思われ、二本ある柄からビームソードを展開する。柄はビーム刃を形成するための単なる出力機に過ぎず、出力元の本体はテールスタビライザーそのもの。そのため、柄はケーブルでテールスタビライザーと直接接続されている。強力ではあるのだが、バカでかいビーム刃で広範囲の地形を斬り抉ってしまうエグゼキューターほどの常軌を逸した火力はない。
テールスタビライザー
ロストバレルの腰部に搭載された大型の兵装ユニット。ビームソードの出力元となっている他、飛行する際にはここから飛行翼が展開される。ロストバレルがロストバレルたる所以が隠されていると分析されているが、その真の力は謎に包まれている。
関連タグ
マジンカイザーSKL:スーパーロボット大戦UXのEDで対峙していた