曖昧さ回避
- 鎮痛剤
- JudasPriestが1990年にリリースしたアルバム。⇒PAINKILLER
概要
ファクターは九条美海。
原作版とアニメ版とで設定が大きく異なる機体。
アニメ版
JUDAが有するマキナの一体。
鎧騎士の如き武骨な意匠だが、ピンク色のカラーリングに女性的な線の細いフォルムを有する。
武装はレールガンや投げナイフ。見た目通り防御力に優れる。
マキナの中でも直接戦闘能力はさほど高い方ではなく(それでも並みのアルマ程度は圧倒できる)、主に中衛から後衛で支援や防衛・護衛などに回ることが多い。
原作版
島根の洞窟の奥深くに封印されており、偶然に訪れた美海を自らのファクターとする。
当初はアニメ版に酷似したピンク色の外装に包まれていたが、それをパージして本来の姿を現す。
武器はムチにもなる長剣が一本だけだが、同じく洞窟の奥に封印されていた
自立制御型支援兵器、ロック・パルドとの連携を駆使して戦った事も。
数あるマキナの中でも最新鋭にあたる機体とされるが、同時にその性能や電脳の性質は森次室長をして怪しい点が多いらしく、狡猾で恣意的とされる自我を有している。
封印の影響で自力では全く行動出来なかったため、美海を意図的に自身の封印地に誘導、彼女が精神的に追い詰められている点に着目した独自解釈(「精神的に追い詰められている」→「自害する可能性」→「生命の危機」)によってファクター化の制限を克服し、マキナたちの中では唯一肉体的な瀕死状態ではない者をファクターとすることに成功した。
武装(アニメ版)
ナイフ
装甲内部に内蔵されているナイフで、美海の特技である投げナイフを武装として昇華したもの。原始的な武器だが、マキナのパワーと美海の卓越したコントロールで投げ付けられる巨大な投げナイフの威力と精度は侮れず、アルマ程度の装甲は貫徹できるだけの威力を発揮する。ただし、アルマ人間のジャック・スミスには武器として逆利用されてしまったりしている。
なお、原作漫画版にもこれと同質の投擲武器をパージ前のペインキラーが使用している。
レールガン
両腰に装着された実弾式のレールガン。使用する場合には分離・変形して両手にそれぞれ保持する。射程はハインド・カインドの長距離砲には及ばないが取り回しに優れ、単射モードと速射モードの切り替えが可能。ペインキラーの主任務の一つである火力支援で効果を発揮する。
リミッター解除
意図的にDソイルを暴走状態にされた状態。追い詰められた浩一を救うべく美海に発動され、その窮地を救った。通常では考えられないほどの驚異的な機体性能を発揮できるが、一歩間違えれば動力源が暴発して機体もパイロットも跡形もなく吹き飛ぶ結果に繋がりかねない危険行為である。
武装(原作漫画版)
蛇腹剣
主兵装。一見するとただの剣だが、ムチのように伸縮自在にしなる性質も持ち合わせている。このため、敵機を絡め取ったり、遠くからでも切り刻むことが可能。また、パルド&ロックをコントロールする際、このムチを振るって獣使いのように振る舞う様子も見せた。
パルド
無人制御の随伴機である四足歩行の狼型マキナ。地上戦・接近戦担当。素早い動きとパワーを兼ね備え、敵機を噛み付きや引っ掻き、突進などの獣染みた攻撃で捻じ伏せ、ズタズタにする。単体でもアルマの一部隊程度は軽く蹴散らしてしまうほどの戦闘力がある。
ロック
無人制御の随伴的である飛行能力を有した鳥型マキナ。空中戦・射撃戦担当。多数のミサイルや爆弾を内蔵し、対空・対地共に高い火力を備える。ペインキラーを乗せて飛ぶことも可能。
生機統一体
原作22巻に登場したバルド&ロックとの合体形態。エニグマシステムとも呼ばれ、その見た目は攻撃的かつ獰猛で、どう見ても正しく怪獣のソレ。その合体メカニズムは、3体の機体の各部が自動破壊され、そこをナノマシンによる再生を利用した有機的結合でドッキングするというもの。そのため、一度合体すると分離後は破損部の修復のためにしばらく戦闘不可能になるという欠点がある。1000tという圧倒的な重量を活かした破壊的なパワーを秘めているが、劇中では本格的な性能を披露する前に退場してしまったため、パワーと重量以外の詳細な性能は不明。