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概要編集

作中世界に現存する11体のマキナの内の1機。ファクターは遠藤イズナ

全高50mを超える巨体と非人型のデザインが特徴の大型機体だが、その多くが戦闘兵器として開発されたマキナとしては珍しく武装らしい武装を備えていない非戦闘型である。

しかし、特殊兵装『ナーブクラック』を用いた攻防一体の様々な攻撃手段や単独での飛行能力を有しており、直接戦闘では他の戦闘型マキナには一歩譲るとはいえ、状況と戦い方次第では十二分に高い戦闘力を発揮することが可能なポテンシャルを秘めている。

また、マキナの例に漏れず自己修復機能を備えており、ナノマシンの活性率の度合いで基礎能力や修復能力が変動する他、自己の意思を備えるなど有機的な一面も有している。


本来は一人乗りだったが、ナーブクラックのコントロールが複雑なためにイズナの負担が大きく、それを軽減するために二人乗りに改修され、イズナの双子の姉遠藤シズナが乗り込み、機体の操縦を担当し制御を補助する役目を担っている。

ちなみにシズナ一人でも操縦だけは可能だが、当然ながらファクターではない彼女一人では性能を発揮することは出来ず、その制御も至難極まるものとなってしまう。



対マキナ用有線伝達神経破壊・改竄針「ナーブクラック」編集

ディスィーブが備えている最大にして唯一の武装。触手のようにしなる伸縮自在のケーブルの先端に、筒状のプラグのような針が取り付けられている。機体の両肩にあたる部分に複数内蔵されており、四方八方に射出・コントロールすることが可能となっている。

相手の機体にプラグを突き刺すことで、内部のパイロットの知覚にイズナのイメージを強制的に送り込む。これによって敵パイロットに幻覚を見せて恐慌状態に陥らせることが可能であり、たとえ相手が幻覚だと気付いたとしても、精神力で抵抗・克服出来るような代物ではなく、機体から降りない限り、幻覚やそれによって生じる感情の励起から決して逃れることは出来ない。

また、逆に味方の機体に突き刺すことでファクターやマキナの活性化を促すなどの支援も可能。切り札的運用としては、ディスィーブ自身に突き刺すことで戦闘力の大幅な底上げが可能となるが、ファクターであるイズナ自身に多大な負担を掛けるため、余り多用は出来ない。

これ以外にも、無人のアルマに突き刺すことで機体を操ったり、複数のナーブクラックを寄り合わせて巨大な手や腕などを形成、盾に使ったり、物理攻撃への転用も可能となっている。

ちなみに本装備の真髄及び本来の用途は味方マキナの活性化による修復補助であり、それ以外の運用は全て性質を利用したイレギュラーなものである。















原作22巻で、ヒトマキナに覚醒。ペインキラーによって頭部を噛み砕かれ沈黙。


派生機編集

プリテンダー編集

桐山英治の乗るマキナ。プリテンダーという名は通称で、正式名称ディスィーブⅣ。

人型形態と戦闘機型形態の可変機能を備えており、ディスィーブと異なり元から一定の戦闘能力をもつほか、ミサイル型の無線ナーブクラックを搭載している。


ディスィーブⅤ編集

上述のヒトマキナ化に伴い破壊された後にキリヤマ重工で建造されたディスィーブの後継機。

後継機とは言うものの、実態は疑似マキナであるアルマに分類され、ディスィーブのサブ電脳のバックアップを搭載、更に有線式と無線式2種のナーブクラックを装備している。


関連タグ編集

鉄のラインバレル マキナ 遠藤イズナ 遠藤シズナ

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