概要
監督は矢口史靖。
電器メーカーの技術者たちが孤独な老人にロボットを演じさせてしまうという痛快ドタバタ・コメディ。
あらすじ
会社の宣伝のために二足歩行型ロボット「ニュー潮風」を開発することになった電器メーカー「木村電器」のエンジニア小林、長井、太田。与えられた制作期間は3ヵ月。どうにかロボットは完成し1週間後のロボット博覧会でのお披露目を待つだけとなった。
しかし不慮の事故で「ニュー潮風」は暴走、外装を残して大破してしまった。
解雇を恐れた3人は残された「ニュー潮風」の外装を着ぐるみに改造、中に人を入れてロボット博を乗り切ることを決意する。紆余曲折を経て隠居生活を送っていた老人・鈴木重光に白羽の矢が立ち、鈴木は着ぐるみショーと聞かされてロボット博に参加する。
そこで偶然にもロボットオタクの大学生・佐々木葉子を助けたことから「ニュー潮風」は一大人気となり日本各地から出演依頼が殺到する。
引っ込みがつかなくなった3人は鈴木に真実を知らせて「ニュー潮風」役の継続を依頼するが、激怒した鈴木は3人を追い返してしまう。
しかし3人の追い詰められた様子に同情した鈴木は一転して依頼を引き受ける。贅沢三昧を要求する鈴木に辟易しながらも従うしかない3人だったが、イベント会場を抜け出して家族に会いに行ってしまった鈴木を太田が叱責。それ以来鈴木は大人しくなった。
「ニュー潮風」の追っかけになった葉子の熱烈な依頼を受けて3人はロボット研究会の講演を行う。学生たちの熱意に感銘を受けた3人はホンモノの「ニュー潮風」を作り直すことを決意する。
しかし葉子が木村電器に就職活動に来たことから秘密の発覚を恐れた太田が葉子に辛辣な言葉を浴びせて追い払ってしまう。
悲嘆にくれる葉子は「ニュー潮風」に人が入っている事実を知ってしまう。激昂した葉子は地元のケーブルテレビのディレクター伊丹に協力して木村電器を告発しようとする。
