ロルフォステウス

ろるふぉすてうす

古生代デボン紀に生きていた魚。

概要

長く伸びた鼻先を持つ板皮類の仲間で、大きさ15センチくらい。このグループとしては小柄だ。

※小柄といっても、板皮類はほとんどの仲間が数十センチくらい。有名なダンクルオステウスやディニクチスは何メートルもあるが、彼らの方が例外的存在であった。

　

鼻先が長いシルエットはミツクリザメを思わせるものの、板皮類はサメ類よりも原始的で、祖先というわけでもないのでたまたま似ているだけであった（サメ類はデボン紀からいたが、ミツクリザメの仲間が登場したのは中生代になってから）。

なんともファンキーな魚だが、考えられるのはセンサー的なものがあって嗅覚を高めたり水の抵抗を減らして素早く移動したりするために伸びているのではないかということ。板皮類はサメ類に比べて遊泳力（スピード）が劣っていたとされ、それを補おうとしたのかもしれない。

　

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