CV:桑島法子
概要
『シャイニング・ブレイド』のヒロインの1人。
ヴァレリア地方に存在していた小さな島国『クラントール王国』に所属している戦巫女。
大人びた風格を漂わせる16歳の少女で、“シャイニングブレイド”の封印に関わる歌姫(ローレライ)の1人であり、祖国が『ドラゴニア帝国』の脅威にさらされた際に、王国の伝わる伝承に則って王国に伝わる霊刀「雪姫」を扱える勇者としてレイジを“エンディアス大陸”に召喚した張本人でもある。
礼儀正しく優しい性格をしており、情が深く慎み深いが、責任感が強すぎる為に思い詰めてしまう事もしばしあり、レイジからは「自分より他人を心配する子」と評価されている。
また、幼い頃より歌巫女としての修行や礼儀作法を学んでいたが故に同年代の友達が1人もいなかった。
当初は身の回りの世話を任されたレイジを勇者として敬って接していたが、レイジからの頼みから対等の友人として接する様になり、レイジが異世界にやって来てから始めて出来た友人である事や、彼女にとってもレイジが初めての友人であったことも手伝って2人の信頼関係は厚い。また、レイジの身の回りの世話を通じて彼の人柄に触れていく内に何時しか彼に思いを寄せるようになっていったようだ。
本来は彷徨える人々の魂を導く役目を担っているが、物語本編ではグラントールが帝国に占領された後にバルドルの術によって心を抜き取られ洗脳を施され、帝国の操り人形と化してダークドラゴン復活の為に必要不可欠な負の魂を集める為に戦場を渡り歩く“闇の巫女”と化していた。
しかし必死に彼女を救おうと懸命に呼びかけるレイジの言葉を何度も聞いていく内にそれにその声に応えるかのように失った心を探し求めるように少しずつ変化が生じ始め、また、汚れた魂を集めるという不本意な行為を止めてくれと訴える様に涙を浮かべる一面も窺えた。
物語の終盤でローゼリンデの救出の為にサクヤの持つ命でファフナーと名乗って帝国に潜入していたカイトの活躍により洗脳を解かれてレイジたちに無事保護されるが、洗脳されていた時の記憶は残っており、洗脳されていたとはいえ人々の魂を穢していた自分が許せず、その事は深い心の傷となって歌を歌う事が出来なくなるほどであったが、レイジの励ましによりこれからも人々を護るためには自分の力が必要だと思い直し、克服する事が出来た。
なお、(おそらく)『ブレイド』本編の前の前日談を描いた『ブレードアークス』のストーリーでは洗脳を施された状態で参戦しており、アイザックの私兵として彼が狙う翔龍寺の秘宝である霊玉を回収する為に活動していた。
関連項目
キリカ・トワ・アルマ:オマージュキャラクター。