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ロードライトガーネット

ろーどらいとがーねっと

ロードライトガーネットとはパイラルスパイト系ガーネットに属するパイロープガーネットとアルマンディンガーネットの中間組成の固溶体にあたる赤紫色のガーネットである。1月の誕生石。
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概要編集

鉱物、宝石の一種。英語表記だとRhodolite Garnet

和名では薔薇柘榴石と呼ばれる。


名前の由来編集

ロードライトの名前の由来はギリシア語で「薔薇」+「石」を意味しており、ロードナイトロードクロサイトと同じような語源を持っている。


ロードライトガーネットは固溶体であり、同じくガーネットグループのパイロープガーネットアルマンディンガーネットの中間組成となっている。


アルマンディンガーネットは多くは深い赤色、パイロープガーネットは「炎の目」を名の由来にする通り赤いガーネットであるが、その中間組成となるこのロードライトガーネットは赤紫色が特徴であり、その色は青系の発色が比較的苦手な薔薇よりも西洋シャクナゲに例えられる場合もある。


ちなみにロードライトガーネットという名前は鉱物名ではなく宝石名である。


発見編集

1880年頃にアメリカ、ノース・カロライナ州のテネシー川上流で発見されている。赤紫、濃いピンク色の石だったため発見当初はコランダムの仲間と思われていた。

原産地であるアメリカ産のロードライトガーネットは1930年代には絶産となっている。


逸話編集

ロシアのロマノフ王朝時代、当時20tもの巨大なロードライトガーネットを100頭の馬で曳いて運んだという逸話があり、このロードライトガーネットの一部はニコライ1世の棺に使われた……とされているが、話の真偽は不明である。

(現在もロシアの国石となっている為ロマノフ王朝時代のロシアでロードライトガーネットが愛されたことは確かである)


別名・表記ゆれ編集

色味によってはグレープガーネットと呼ばれる場合もある。


関連タグ編集

ガーネット 柘榴石 Garnet 誕生石


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