概要
TVアニメ「ONE PIECE」25周年記念作品である『ONEPIECE FANLETTER』のメインキャラである兄弟。どちらも頂上戦争にも参加した優秀な海兵。
エンドロールにも彼らの名前は出ておらず【海兵兄】【海兵弟】とのみ書かれている。
海兵兄弟という呼び名は麦わらストーリーズでも使われたある種公式な表現。
人物
容姿
兄は黒髪を全体的に切り揃えて引き締まった顔つきをしている男。
弟は金髪を長髪にしている愛嬌のある遊び人のような男。
性格
兄は根も言動も真面目だが不器用なところがあるようで損をすることも多かったよう。
弟は要領がよく出世スピードも早いということでそんな兄をからかったりもっと要領よくやれよと告げたりもしていた。
対照的な二人だがどちらも善良な人間であり、近所に住む問屋の娘の身を案じたりしていた。
またお互いのことを気にかけており時には自身の命を投げ出すことになろうとも相手が生き延びるのを望むことまであった。
能力
二人とも頂上戦争に参戦して生き延びているため相応の実力者であると思われる。
兄は2年後のシャボンディ諸島で海賊複数人を打ち倒しており、弟には頂上戦争で部下を指揮する描写がある。
動向
もともと彼らはシャボンディ諸島出身の実家が八百屋の兄弟。海軍に所属して頂上戦争にも参加することとなった。
頂上戦争では兄がリトルオーズjr.の足の下敷きになって負傷したり弟が氷に挟まれて動けなくなったりなどして絶体絶命になるが、兄の方が麦わらのルフィの「おれは弟だ!!!!」という発言を聞いて奮起したことで弟を助ける(弟は弟で自身の命が危ういにも関わらず兄に逃げろと告げていた)
その後ミホークとクロコダイルの戦いに巻き込まれそうにもなったがなんとか二人とも頂上戦争を生き延びる。
2年後のシャボンディ諸島では弟が新兵器起動のための機密資料を運ぶ任務を受け持ち、兄は一般海兵として職務に従事している。
相変わらずチャランポランで酒場に寄り道もしていた弟に兄は怒ったりもしたがそこで麦わらの一味が確認されたという報告を受けるとどちらも即座に海兵としての行動を再開する(実際に46番GRで集結していたのはニセ麦わらの一味の方ではあった)
兄が46番GRで海賊たちを相手にしていると麦わらのルフィの復活の瞬間を目撃したり(その際の彼はどこか嬉しそうだった)、近所に住む問屋の娘(以下、少女)と出会う。そこでヘラクレスンが連れて来た昆虫に襲われたりするなかで少女と協力関係を結び、共にサニー号がある42番GRへと向かう。しかし途中ネガティブホロウに当てられたことで兄はダウンすることとなった。
弟はニューカマーに絡まれたりソウルキングファンの人混みに足止めくらったりしながらもなんとかサニー号の近くに停泊する新兵器の傍までたどり着く。しかし、たまたま少女の手紙をバッグに入れており彼女がその自分の手紙を取り返した際に自分が盗んだものが機密書類だと勘違いさせたことで船丸ごと巻き込むひと悶着が繰り広げられる。結果としてサニー号の出航には間に合わず新兵器が起動することはなかった。
エンドロールでは少女が二人に頭を下げている姿が見られる。
弟はいつものように軽薄そうに笑い、兄はそんな弟を見て厳めしい顔つきをしていた。
余談
- 変更点
原案の『麦わらストーリーズ』では兄の方が階級が上で二人は上官と部下であったり、血のつながりのない兄弟という設定がある。
後者の方は今もその設定が残っている可能性はあるが前者の方はFANLETTERとは明確に設定が異なっている(弟の方が階級は上)
- 声優
兄の方のCVを担当している加瀬康之氏は本編ではモルガンズを、弟の方のCVを担当している高橋広樹氏は本編ではクイーンを担当している。