概要
『爆丸バトルブローラーズ』に登場する、城治(ジョウ)のパートナー爆丸。ナーガの双子の妹で、同じ「白きもの」という無属性爆丸の1体。
ドラゴノイド(ドラゴ)やナーガと同様ドラゴン(正確にはワイバーン)型であるが、角や鎧は丸みを帯び、差し色は紫やピンクで全体的に穏やかな雰囲気をしている。
以前偶然自分達の次元に迷い込んできたドラゴとの出会いで外の世界に興味を持ち、ドラゴとも惹かれ合うほど仲良くなっていく。
爆丸の世界ヴェストロイアを維持する2つのコアの力を掌握しようとする双子の兄、ナーガが負のエネルギーの「サイレントコア」に囚われる際、コアのバランスが崩れ飛び散った正のエネルギーの片割れ「インフィニティコア」が彼女に宿ってしまい、以降ナーガ一派の狙いとなっている。ナーガのしようとしていることを快く思っておらず、止めたいと思っている。
無属性故に本来は無力な爆丸のはずだが、インフィニティコアによって強大な力を発揮でき、ジョウと出会った際コアの力で彼の持病を治した。バトルは少ないがコア由来の桁外れなアビリティを持ち、単騎でマスカレードの爆丸を圧勝した。
最期
サイレント・ナーガへ進化し地球に来たナーガと対峙するも最後まで兄であるナーガと戦うことを拒んだ。そして自らの寿命が残り僅かなこともあり、ドラゴに自分を倒すように頼み、自ら攻撃を受ける。死ぬ間際にインフィニティコアをドラゴに託し、消滅した。その結果ドラゴはインフィニティ・ドラゴノイドへと進化した。
最後にナーガを打ち倒しサイレントコアをも取り込んだドラゴは、彼女の霊体と共に、ワンダーレボリューションに生まれ変わるヴェストロイアの新たなパーフェクトコアとなった。
第二期以降では……
2期『ニューヴェストロイア』第42話「親愛なる者へ」では、ワンダーレボリューションを滅ぼすBTシステムが起動する直前にドラゴが爆丸達を救うため死を覚悟してBTシステムごと上空へ空高く飛び立ち、ワンダーレボリューションに影響が及ばないようにしようと考える。だが、BTシステムの有効範囲は半径6,000Kmと、そこまで離れるのはほぼ不可能であり、半径6000㎞から離れる前にBTシステムは発動してしまう……。BTシステムのエネルギーを直接受けてしまうドラゴであったがそこでドラゴの前にワイバーンの幻影が現れて、ドラゴに「まだやるべきことがある」と諭すと言う意外な形で再登場を果たす。
ワイバーンの言葉により力づけられたドラゴは、BTシステムから6属性エナジーを吸収し、BTシステムを破壊し、ヘリックス・ドラゴノイドへと進化した。そしてヘリックス・ドラゴノイドへと進化したドラゴの強大な力で次元を超えてマザーパレス内のBTシステムそのものを破壊したのであった。
3期『ガンダリアンインベーダーズ』に出番は無かったが、日本未放送の4期『メクタニウムサージ』第12~15話には再び霊体としてワンダーレボリューションに現れ、新たな力の制御に思い悩むダンとドラゴを導いた。
余談
- ドラゴやナーガと異なり、コアを取り込んでも進化しなかった。それどころか、体がコアのエネルギーを制御できず、いつかそれによって命を落とされることも終盤に語られている。
- 無属性であるにもかかわらず、コアの性質の影響か劇中のスキャン画面では光属性に表示される(サイレント・ナーガも同じように闇属性に表示される)。
- 玩具はナーガと同様日本では光属性、海外では各属性や混合属性(ワイバーンは風+水)バージョンが発売されたが、ナーガと異なり無属性バージョンはない。