概要
恋愛ラボの倉橋莉子に付けられたあだ名。略してワキ。同級生はもちろん上級生、下級生にも広く知れ渡っている。ちなみに生徒会メンバーはこのあだ名を用いず「リコ」などと呼ぶ。
物語開始当初、このあだ名はリコの耳には入っていたが自分の事だと知らず「つーか『ワイルドの君』って誰だよ?はっずかしー 呼ばれてる奴同情するぜ」なんて思っていたが自分の事である。
何も知らないまま日々を過ごしていたのだがあるとき事実を突きつけられる。自分が「ワイルド」と呼ばれていたことがショックで女らしくなることを決意し、エセ乙女リコとなる。家族が「女の子らしいのはマキみたいな子だ」と言っていたため真木夏緒の真似をするがその本人には「え… 私こんな…?」と驚愕され、榎本結子には「尋常じゃない腹立たしさ」と評され、水嶋沙依理の数少ない苦手なものに分類され、棚橋鈴音にすら気味悪いと思われるなど散々であった。この乙女化を新聞部が記事にした際に付けた名前がマイルドの君である。なおその記事の見出しは「会長補佐ご乱心!?」散々である。
経緯
このあだ名ができた経緯は原作1巻カバー裏に描かれている。1年生の冬、既に一部では人気があったものの乱暴な言葉遣いや制服の着崩しに眉をひそめる生徒も少なくなかった。しかしリコの陰口を叩いていた女生徒2人をやたらと格好良く助けたことでその2人がリコに惚れ、「ワイルドの君」という言葉が生み出された。そしてそのやたらと格好良く助けた話が広まってリコの人気が高まるとともにあだ名も定着。ちなみにリコが飾りのついた髪留めをしているのはその頃もらった手紙にワイルドだとか男らしくてカッコいいとか断トツで漢だとか書かれていたためである。