倉橋莉子とは、漫画「恋愛ラボ」の登場人物である。
人物像
私立藤崎女子中学校2年生。生徒会執行部に所属しており、役職は会長補佐。通称は「リコ」。
公立小学校出身だが、私立である藤女に受験し入学。しかし、英語や数学など、体育以外の勉強が苦手である。
運動は得意。足の速さは学年別では一位。小学校ではサッカークラブに入っていた。
恋愛経験はゼロ。男子との交友関係はあるものの、女子扱いされない。
藤崎女子中学校の多くの生徒から憧れの的になっていて、「ワイルドの君」と呼ばれている。
生徒会メンバーの中ではツッコミ役になることが多い。
実は存外おじいちゃんっ子であるため、成績が悪い割には古風な言い回しや格言をよく知っている。(なので地頭自体は良い事が窺える)
しかし、このリコの祖父、生前には孫娘を前にして道行く藤女の学生を眺め「眼福、眼福!」と鼻の下を伸ばしていた、ちょっと情けないじーさんであった。
しかし本来、普通に考えても藤女に合わないであろうリコが、藤女を受験して合格し破天荒ながらも学校や生徒会で頑張っているのは、中学受験を前にして体調不良で倒れてしまった、この祖父の存在が大きい。
リコの祖父は、リコの藤女入学前に、孫娘の晴れ姿を見ることなく亡くなっているのだが、合格した孫娘のために「眼福、眼福!」の手紙を遺していた。リコは口では「あのエロじじい孫娘にナニ考えてんだ!」と怒りこそしたものの、それはリコにとっては何よりも誉れとなる餞の言葉であった。
容姿
髪は茶髪。ヘアゴムで髪をまとめているが、その髪型はポニーテール、おさげなどがあり、不定である。制服の着こなしも他の生徒と異なりラフな格好であり、丈の短いミニスカートをはいている。
上記のような服装のため、担任や風紀指導の教員などから指導を受けることがある。また、ヘアゴム自体も藤女で禁止されているため、たびたび没収されている。
性格
男勝りで見栄っ張り・意地っ張り、かつ負けん気が強い。そのため、生徒会長の真木夏緒(マキ)などから「恋愛の師匠」と数々の相談を持ちかけられるも、否定できずにでっちあげの恋愛経験を話していた。
早くからリコが恋愛初心者であることを見抜いていた水嶋沙依理(サヨ)からは、何度も生徒会メンバーに真実を伝えるよう促されていたが、なかなか実行に移せず、自身のヘタレさに意気消沈した事も。
弱点
「王子様」系の男性が苦手。そのため、マキ扮するマキマキオは苦手。
その他
他の生徒から「ワイルドの君」と呼ばれていたことにショックを受け、一時期に乙女系キャラ(マイルドの君)に変わったことがある。このとき、サヨはじめ他の生徒会メンバーに気持ち悪がれていた。