概要
海岸の工場に置かれている戦車の一つ。
現在も稼動しているこの工場では社長以下社員たちが花を愛する精神を持っている(その割にやっていることは産業廃棄物の垂れ流し)。最上階にいる社長に譲ってくれるよう相談すると、このバギーを譲るかどうかを花占いで決めると言い出すのである。
『リターンズ』では花占いの結果がランダムになっているが、しつこく押しかけて成功するまで試すことは可能。そして当たりを引き当てると本当にこれを譲ってくれる。しかし花を愛していると言う割には花をむしって占うあたり、言ってる事とやってる事がイマイチ一致しておらず、彼らもまた世紀末な世界に片足突っ込んだ面々なのである。
戦車自体は「メカニックが加入したばかりのタイミングで手に入る2台目」という、空気の読み過ぎるタイミングで手に入るので評価が高い。
さて、オリジナル版では軽車両ということ以外は特に言うことはないのだが、『リターンズ』ではちょっと話が違う。
まず、『リターンズ』以降は戦車の大砲や機銃といった武装種別ごとの設置マウント数の上限が異なり、バギーは主砲を据え付けることができない。そこでS-Eの穴に大砲を取り付ける改造を行えば、大砲と機銃を1門ずつ搭載することはできる。
もう1つは、車内から投擲や射撃の人間用武器を扱えるということ。ブーメランスパナを投げつけてパーツ破壊を狙ったり、機銃を使わず手持ちのバズーカなどで敵を粉砕したりすることが可能。ブーメランスパナはともかく、全体的にはソルジャーと相性がよい車両である。
そのぶん難点としては、車内までオープンのため、換気装置のスイッチを入れていても機能しない事。バトルが始まったらガスマスクをつければいいのだが、敵から不意打ちを受けた場合はどうしようもない。この辺をどこまで割り切れるかで、これを運用するかどうかを決めていくことになる。
なお『3』以降では同様の位置づけでバイクが登場しており、そのためかこういったオープンカー系のクルマは登場しなくなっている。