概要
pixivユーザー「zatto(kita)」氏により作成されたオリジナル作品。
ストーリー
イタリアの東北、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、トリエステ県。かつては王政により統治されていたが、度重なる戦争や権利の独占や都市の占拠に国民は疲弊した。
330年前、戦争による国民の生活の苦しみが頂点に達しかけていたその時、ついに二人の少女が立ち上がった。一人の少女は少なくして強力な武器、もう一人の少女は知能的な巧みな戦略で闇の女王ブランディーナを倒し、その結果長く続いた王政は幕を閉じた。
女王を倒したその二人の少女は、闇を狩るハンター一家「ミハイロフ家」の一族と闇を斬る伝説の暗殺一家「キルステン家」の一族である。キルステン家の家計はミハイロフ家の家計と共に闇を狩る者として協力関係であった。
二人の剣の腕前や徹底的な指導のもとで国はますます自由と平等と平和を手に入れ多くの人々に幸福をもたらし、国民の生活も豊かになっていた。
しかし、その豊かな国民の平和な生活はそんなに長くは続かなかった。なぜなら、王政が滅び去った事は完全なものではなかったからであった。革命当時14歳だった女王の娘エリザベートは母の仇を取り権力を奪回しようと企んでいた。10年後、彼女は永遠の命と美貌を手に入れるために闇の洗礼を受け不死者・ヴァンパイアへと転生を遂げた。
エリザベートは手に入れた闇の力を利用して人間を虐殺、洗脳し人の種を脅かし人類を不安、混乱、恐怖、絶望の淵へと陥れ、エリザベートの行為に恐怖を持った他の王族たちは彼女に叛逆、その結果、彼女の剣の餌食となって虐殺され、残された王族は非常に少なくなってしまった。
そんな中、キルステン家の少女がヴァンパイアによる闇の力に興味を持ち、それを手に入れるためにミハイロフ家を裏切ったことをきっかけに両家は分裂し、以後永きに亘る対立関係になってしまった。
そして320年の時が流れ、西暦1880年、ヴァンパイア・エリザベートとその残った王族たちによる人知を超越した圧倒的な力により、国は深い闇に包まれ不死者に支配されていった。そんな中不死者による王政を終わらせるために立ち上がった者たちがいた。
若くして優れた戦闘力と武力を持った女美闘士達「ダークバスターバーチンズ」。そして
女王を倒したミハイロフ家の少女の子孫、“ヴァンパイアハンター”エイミ・ミハイロフ。
さらには闇の力を横から奪い取って自らヴァンパイアになろうと目論む者もいた。
ミハイロフ家を裏切ったキルステン家の少女の子孫、“暗殺者”カルマ・キルステンである。
ダークバスターバーチンズが強靭な武器を手にしてヴァンパイアに立ち向かうと同時に
漆黒の夜に鮮血の満月が姿を現す時、ミハイロフ家とキルステン家との因縁の戦いが今始まる!!
登場人物
エイミ・ミハイロフ | 呪われし闇の血を引く不死者を狩るハンター一族の末裔 |
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カルマ・キルステン | 永遠の命と闇の力を奪い取ろうと目論む暗殺者 |
ホロン・クラフター | 狼のように野生感溢れる格闘乙女 |
セルシア・ヴァンベルト | 浮浪者まがいの生活を送る野良猫娘 |
キリエ・アルヴァン | 婚約者をヴァンパイアに殺された怒りの音楽家 |
アリエル・ベルデンガイル | ツギハギの体とガラスの心を持つ屍の女 |
パラスシャ・モラム | 我が都市に革命を目論む王女 |
レベッカ・ルイコ | 邪悪なる存在を抹消する退魔師 |
ウルフィーナ・リクオルバス | 踊りながら脇腹に傷を付けた女を求め |
ジェリー・ブロンダー | 世界中の王家の宝を奪う極悪盗賊 |
プレセア・モンドヴァーン | 突如行方不明になった夫と養子たちを捜して |
ルミーネ・イーナス | ヴァンパイアを倒す為の最高の銀を求め |
テレジア・メフィスト | 修道女と悪魔祓いの2つの顔を持つ聖女 |
ビレッド・ギフター | 永遠の命と若さを狙う外道少女 |
テルミ・バルトロメオ | 毒で斬って毒で殺す暗殺者 |
モストリ・ベルフロンド | 胸に傷を付けた二人の好敵手を求め |
ガロベン・ボルッカス | 暴力や破壊を好む肉の鉄拳 |
マリオン・クラウン | 人の傷と痛みを嘲笑う女道化師 |
エリザベート・ブランディーナ | 人類に復讐と権力奪回を企むヴァンパイア |
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