概要
一級魔法使い試験編では一次試験でチームを組む。
魔法学校を首席で卒業し、祖父も一級魔法使いというエリート出身であるエーレと、魔族との抗争が続く北部で戦乱の中を生き抜いてきたヴィアベル。
エーレはヴィアベルの魔法を「品性の欠片も無い」と評しているものの、その実力は認めている。またエーレによると、かつてヴィアベルに魔族の襲撃から救われたことがあるらしい(ヴィアベルがこれを認識しているかどうかは不明)。
フェルンに敗北後、疲労困憊して歩けなくなったのを魔法で(荷物のように)運ぼうとしたヴィアベルに「おんぶして」と頼んだり、船酔いがひどいという理由で海路での移動を渋るヴィアベルが陸路で移動できるよう自分の祖父に仲介を頼もうかと提案するなど、エーレ側はかなり好意を持っているような描写が散見される。
おんぶを要求されたヴィアベルはかなりイヤそうな顔をしていたが、どちらかといえば「若い女子にみだりに触れるのはよくない」という当人の内心の表れだったように思われる。ヴィアベルは見た目よりずっと紳士なのである。